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スペシャリスト・インタビュー:ダイナスティーホリデー 右田美幸さん

元気で、面白い台湾のエネルギッシュな魅力を伝える

Q.台湾の魅力はどんなところでしょうか

 アジア特有の空気というか、とにかく街に活気があります。また、親日家が多いせいか、とても気さくな人が多いですね。特に年配の女性がとてもカラフルでパワフル。私は大阪出身ですが、このあたりがどこか大阪に似ている気がして、初めて訪れたときにはかなり親近感を抱きました。夜市などは値切るのが当たり前で、これも大阪と共通ですね。

 近年は日本人好みのお洒落なマッサージやヘッドスパの店も増えていますし、温泉ブームを受けてレストランを併設した豪華なスパなどもたくさんあります。個人的には足裏マッサージは台湾が一番と思っています。

 それから、食の魅力ももちろんはずせませんし、韓流ブームほどではありませんが、F4やフェイルンハイ(飛輪海)など華流スターの人気も日本で高まっています。現に私の友人のようにアイドルグループの追っかけ目的で台湾に通う熱烈なファン層もいるほどです。


Q.食に関して、おすすめの料理を教えてください

 手軽なものとしては、屋台で売られている巨大フライドチキンのダージーパイ(大雞排)や、焼き小龍包のシェンジャンバオ(生煎包)、具だくさんな台湾風おにぎりなどが美味しいですね。数十種もの漢方が入った薬膳鍋もおすすめです。食べると元気が出る気がしますし、値段は東京の4分の1くらいで味わうことができます。また、豚足は食べず嫌いだったのですが、台湾で食べてみたらクセもなく、とても美味でした。コラーゲンもたっぷりで美肌効果もありそうです。

 このように普段は口にしないメニューも挑戦してみると、新たな発見があるので、ぜひトライしていただきたいですね。日頃忙しく過ごしている人におすすめなのが茶芸館です。お茶を味わいお菓子をつまみながら、旅先ならではのゆったりとした時間を楽しんで欲しいです。


Q.近年ブームの温泉に関してはいかがでしょうか

 最近は当社でも、温泉についての問い合わせが増えてきているのは確かですね。私が実際に行ったことがあるのは陽明山のランディスリゾートですが、日本式の温泉とは違い、ヨーロッパのスパリゾートといったイメージの施設が多いです。烏來のヴォランド・ウーライ・スプリング・スパ&リゾートなど、ぜひ滞在してみたい豪華なホテルも増えています。

 台湾は気温が温暖なためか、日本の温泉に比べると、お湯の温度はやや低めになっているようです。また、日本とは違って水着着用の習慣が残っているところもありますので、この点注意が必要ですね。