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アメリカ、旅行者「歓迎」の姿勢に米業界から期待−ディズニー協力ビデオで

  • 2007年10月24日
 ウォルト・ディズニー・パーク・アンド・リゾートとアメリカ連邦政府は、アメリカの空港において「Welcome(歓迎)」を表すビデオ放映で協力したが、アメリカの旅行業界からは歓迎の意を示す声があがっている。アメリカ最大の旅行見本市「パウワウ」でも、国際市場からの訪問者数の減少の要因として、空港で「歓迎」を示す度合いが低いのではないかと指摘があがっていた。今回の施策はこうした声に対応するもので、米国務長官コンドリーザ・ライス氏、国土安全保障省長官のマイケル・シャートフ氏が2006年に入国審査の改善などを含む方針を示していた活動の一環。ビデオは当初はワシントン、およびヒューストンの両国際空港で先行的に放映されるほか、空港の到着コンコース、アメリカ大使館、ディスカバーアメリカのサイトで放映される。

 ビデオはアメリカの大自然、都市などアイコンを配置しつつ、アメリカ人が仕事やレジャーで楽しむ「顔」を前面に取り上げている。撮影のために33都市を訪問、約500名超にインタビュー、写真は2万枚以上を数えたという。


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