宿泊施設にとって社員の成長支援プログラムは必須!-縁多 日比野元哉氏

  • 2024年2月1日

 2024年はとても悲しい1日から始まりました。石川県被災地の皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。皆様の一日も早いご再建をお祈りいたします。また、全国の同業者の皆様と共に協力関係を構築し、観光事業に関わる皆様の日常を取り戻すためのお手伝いができればと願っております。

 不安が絶えない宿泊事業関係者の皆様も多いと思いますが、悲観的な考えに押しつぶされることのない様に前を向いて、希望ある将来を目指してご一緒に歩み続けていきたいと思い、この様な形でメッセージを綴らせていただいています。

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 前回、社員の方々の定着率を高めるための一案として、「育成評価制度」の必要性をお伝えしました。今回はその「育成評価制度」についてもう少し深掘りできればと思っています。

 皆さん「評価制度」と聞いてどの様なものを想像しますか?やはり学生時代に学期末にもらった通知表を想像される方もいらっしゃるかと思います。

 各項目に対して数値化した成績表を会社が社員に対して提示するというものが一般的ですかね。

 それは、何を基準とした数値化?なのでしょうか・・・会社(上席者)が感覚で設定した数値を示しているということはないですよね!

 成績表は、提示する側もされる側も共通認識のもと事前に開示された評価項目とその基準値として、何がどの様に出来ていれば、どの様な評価がくだるのかを示された上で、実行されなければ成り立たないと思います。