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JATA、4年目のインターン実施、参加学生が感じた旅行会社とは?

  • 2017年3月12日

▽イメージと違う・ダメだと思う点、旅行会社で会った素敵な人

最終日の様子

 一方「イメージと違っていた点」もしくは「ダメだと思った点」については、「事務作業などのデスクワークが多い」や「旅行会社=企画というイメージだったが、営業の方がほとんど。営業の方は企画、営業、添乗もしたりと、負担がとても大きい」など、業務内容に関する意見が多かった。また、「他部署との連携が取れていない」など、「凄い」と思ったことの真逆の意見も挙がった。

<イメージと違った点・ダメだと思った点>
・同じ会社でも、部署によって雰囲気が全く違う
・各スタッフのホスピタリティを発揮できる環境がない
・時間にルーズな人が多い
・自動化できそうなことも全て手作業でおこなっており、非効率だと思った
・事務作業などのデスクワークが多い
・社内が事務的でデザイン性が乏しい
・先輩の仕事が若手に流れていて、若手の方が大変そう
・他部署との連携が不足している
・分業化が進み、現場の仕事をわかっていない部署があった
・旅行=企画のイメージだったが、営業の方がほとんど。営業の方は企画、営業、添乗もしたりと、負担がとても大きい

 さらに、インターンシップ中に出会った「素敵な人(凄い人)」についても共有。例えば、「仕事仲間を好きな人が多い」や「インターン生を1人の大人として対応してくれた」「親身になってアドバイスしてくれた」など、思いやりに関する意見が多かった。このほか、「1つのシステムについて、知識と技術が飛び抜けていた」や「社会全体に関わる課題に対して、常にアンテナを張っていた」などのコメントがあった。

 最終日の最後に登壇したJATA事務局長の越智良典氏は、「旅行会社は『人が集まって交流する場』を提供する仕事。現在は、日本各地でさまざまなイベントが開催されているが、なぜそこに人がたくさん集まるかを見てほしい。そうすることで、旅行会社に入社した後も役に立つはず」とアドバイス。また、「旅行会社での仕事は褒められることの10倍叱られる。でも、叱られた後に褒められてとても感動する。給料と遣りがいのバランスは良いと思う。ぜひ、皆さんには頑張って欲しい」と呼びかけた。