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ジャルパック、17年度上期の国内商品発売、取扱76万人めざす

  • 2017年1月25日

▽沖縄は「うたばす」刷新、北海道で酒蔵観光-16年下期は前年並み

 沖縄方面では、現地ガイドが三線の演奏とともに案内する観光バス「JALうたばす」のルートを刷新。新たに、那覇空港から乗車できるルート「直行!美ら海号」と、平和記念公園やひめゆりの塔など本島南部を巡るルート「ひめゆり号」を設定した。また、「リゾートステイ・フリープラン」では、空港との間で送迎タクシーを無料で利用できるホテルに新たに「ルネッサンスリゾート オキナワ」と「ココ ガーデンリゾート オキナワ」を追加した。

 北海道方面では、旭川と余市を訪れて日本酒やウイスキーの歴史を学ぶツアーを新設。同ツアーは、小樽ではオリジナルグラスを作る吹きガラス体験をおこなうほか、日本酒「国士無双」もプレゼントする。

 関西・南紀・山陰・山陽・四国方面では、石見銀山遺跡や厳島神社、原爆ドームを訪れる「出雲・松江と世界遺産3ヶ所巡り」など、世界遺産を巡るコースを引き続き設定。今年度から観光の仕方を変え、ガイドによる解説付きコースと、電動自転車と音声ガイド機を利用するコースの2種類を用意した。

 九州方面では、エースJTBとの共同企画である「JJ九州周遊バス」を引き続き用意。別府・阿蘇・熊本号では、昨年の地震以降中止していた熊本城観光を再開し、ボランティアガイドが修復中の熊本城を案内する。

 なお、ジャルパックによると16年下期の取扱人数は前年並みの79万9000人となる見込み。震災による需要の低迷が続いたものの、ダイナミックパッケージが伸長したほか、「九州ふっこう割」などの需要喚起施策の効果で九州方面が好調に推移したという。