日本旅行、下期海外で羽田コース拡充-上級クラスの販売強化、価格訴求商品増強も

  • 2014年8月18日

▽価格重視型商品を増強、上級クラス利用商品、ハネムーナーも引き続き強化

東日本海外旅行商品部部長の桑原明氏 また、下期は価格重視型商品を強化する。上期は韓国、中国、タイなどの需要の落ち込みに加え、商品価格が円安の影響などで15%から20%程度上昇したことや、4月以降の消費税増税による買い控えなどの要因で、海外パッケージツアーは前年比20%減と苦戦。特に遠距離方面を中心とした高額商品の動きが鈍化した。

 ただし、台湾をはじめとした値ごろ感のあるアジア方面は、落ち込んだ3方面を除き比較的堅調だった。こうした状況を踏まえ、下期では今までパッケージツアーで利用していたホテルと同レベルで更に安価なホテルを探すなど、仕入れ値を下げる工夫を実施。販売人数の増加につなげたい考えだ。

 一方、上級クラスを利用した商品についても、上期に引き続き力を入れていく。上期はシニア層やハネムーナー層から上級クラスを利用した商品が好調に進んでおり、販売単価の上昇の一因にもなった。下期も「ビジネスクラス・プレミアムエコノミーで行くヨーロッパ」と専用商品を設定し、販売を強化する。

 セグメント別では、重点顧客層に設定した熟年・シニアと女性層に加え、ハネムーナー向け商品も強化。上期は全方面で好調に推移しており、下期は更なる需要の取り込みをはかり、コース数を増やしたほか、約3週間前倒しして商品を発売した。例えば「感動の宝石箱 ヨーロッパ」では、コース数を13年度下期より8コース増やし、26コースを用意。クリスマスやオーロラのコースを新設定したほか、出発保証日も30%増やした。

 このほか、長年取り組んでいる早期受注では、パンフレットの早期発売に加え、引き続き「早割」を実施。桑原氏によると、3ヶ月前の受注がかなり増えてきており、昨年の10月から12月では90日前に申し込んた人数が12年比で20%から30%増加。上期もヨーロッパなどの遠距離方面を中心に増加傾向にあるという。