【2024】エジプト旅行の計画に役立つ!おすすめ観光スポット19選
エジプトはこんな場所!
エジプトは、アフリカ大陸北東部に位置する、古代遺跡と石油輸出国として知られる魅力的な国です。世界最長のナイル川流域に主要都市が集中し、ピラミッドやスフィンクスなど、世界遺産に登録されたスポットも数多く存在します。
日本からエジプトへの直行便は、成田国際空港とカイロ国際空港の間で運航されています。所要時間は、往路が約14時間、復路が約12時間です。エジプトへ訪れるツアーには、4泊6日のプランもありますが、2都市の周遊ができる5泊7日以上のプランがおすすめ。オフシーズンの旅行費用の相場は、30万円前後です。
\ エジプト旅行の費用について、知りたい方はこちらから /
エジプトの国土の大半は砂漠気候のため、常に乾燥しており、朝晩の気温差が大きいのが特徴。ベストシーズンは11月から3月で、この時期は気温も比較的低く、観光しやすいです。また、3月から5月にかけては「ハムシーン」と呼ばれる砂嵐も吹くことがあります。天気予報の確認や防塵対策グッズを用意するなどの対策をしましょう。
エジプトはイスラム圏の国であるため、服装には注意が必要です。日中の気温は年間20℃以上ですが、特に女性は肩や足の露出は避け、肌をストールで覆うなどの工夫をしましょう。また、イスラム教では、飲酒は禁止されており、レストラン以外の公共の場や屋外での飲酒は厳禁です。
カイロで押さえておきたい!おすすめ観光スポット6選
エジプトの首都カイロは、アフリカ大陸を南北に貫くナイル川と共に発展してきた都市です。古代エジプト文明の象徴である三大ピラミッドや南東部に広がる旧市街などは、世界遺産にも登録されています。
文明の誕生と発展を肌で感じるカイロ市内観光には、リムジン貸し切りがおすすめです。半日当たり約8,000円と多少割高になりますが、アラビア語のみで表記された公共交通機関を利用するよりも安心・安全に移動できます。
ここでは、カイロでおすすめの観光スポット6選をご紹介します。
01|ギザの三大ピラミッド(カイロ近郊)
ギザの砂漠にそびえ立つ三大ピラミッドは、世界で最も有名な遺跡の一つであり、古代エジプト文明の壮大さを今に伝える建造物です。
三大ピラミッドとは、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の3人のファラオの墓とされるピラミッドの総称。どのように造られたのか、誰が造ったのかなど、未だ多くの謎に包まれています。
注意するポイントは、敷地内での勧誘が多いことです。「ラクダに乗らないか?」「写真を撮ってあげる」など、商人が観光客に言い寄ってきます。彼らは親切そうに話しかけてきますが、その目的は高額な料金を請求することです。このような勧誘に対しては、決して安易にOKせず、内容をきちんと確認し、納得できるものでなければ断りましょう。
スポット名 | ギザの三大ピラミッド |
住所 | |
アクセス | メトロ「Giza」駅より車で30分 |
02|スフィンクス(カイロ近郊)
ギザの三大ピラミッドと同じエリア内にあるギザのスフィンクスは、世界で最も有名な彫刻の一つであり、古代エジプト文明の謎めいた象徴として知られています。
スフィンクスは、長さ約57m、高さ約20mもの巨大な像で、ライオンの体に人間の頭を持つ姿が特徴。その表情は穏やかで、どこか神秘的な雰囲気を漂わせています。
スポット名 | スフィンクス |
住所 | |
アクセス | メトロ「Giza」駅より車で30分 |
03|ムハンマド アリ モスク
イスラム教国家エジプトには、数え切れないほどのモスクや礼拝堂が存在します。その中でもひときわ観光客を魅了するのが、ムハンマド・アリ・モスクです。
外観はトルコ風の様式を取り入れ、堂々とした佇まい。幾何学模様のアラベスクが織り成す装飾は、訪れる人の目を奪います。一歩足を踏み入れると、そこに広がるのは光と影が織りなす幻想的な空間。無数のランプが灯されたシャンデリアが煌めき、巨大なドームとミナレットが荘厳な雰囲気を醸し出しているところが魅力です。
ムハンマド・アリー・モスクは、イスラム教徒の聖地です。見学の際は、肌の露出を控えた服装を心がけ、女性は髪をスカーフで覆うなど、礼儀正しく参拝しましょう。
スポット名 | ムハンマド アリ モスク |
住所 | 27H5+JQP, Al Abageyah, El Khalifa, Cairo Governorate 4252360, Egypt |
アクセス | メトロ「Mohamed Naguib」駅より車で15分 |
料金 | 大人:200EGP (約980円) |
04|ハーン・ハリーリ(ハン・イル・ハリーリ)
エジプト・カイロにあるハン・ハリーリ市場は、まるでアラジンの世界に入り込んだような、エキゾチックな雰囲気漂う巨大な市場です。昼間は比較的空いていて、じっくりと買い物を楽しむことができますが、夜になるとライトアップされ、大勢の観光客や地元の人々で賑わいます。
市場には、シーシャ(水タバコ)や木工製品など、エジプトらしい雑貨が溢れています。ただし、値札がない店が多く、値段は交渉制なので、ぼったくりには注意が必要です。また、クレジットカードが使えない店も多いので、現金を用意しておくと安心です。
市場は小道が複雑に入り組んでおり、迷路を探検しているような気分を味わえるところも特徴。伝統的なダンスや料理を堪能できる店もあり、エジプトのローカルな雰囲気を存分に感じることができます。
スポット名 | ハン・ハリーリ |
住所 | |
アクセス | メトロ「Attaba」駅より車で10分 |
料金 | 無料 |
05|シタデル
カイロの街を一望する丘にそびえ立つシタデルは、1176年にアイユーブ朝の初代王サラーフ・アッディーンによって建設された、高さ10m・厚さ3mの堅固な城塞です。当時はエジプトがシリア・イエメンと共に彼の統治下にあり、軍事的指揮を執るための安全な場所として建設されました。
シタデル内でも特に見どころなのが、オスマン朝時代の壮麗なモスク「ムハンマド・アリー・モスク」です。真っ白な中庭と豪華絢爛なシャンデリアが印象的で、幻想的な空間が広がります。後方の広場からはカイロ市内を一望できるところも魅力です。
スポット名 | シタデル |
住所 | 27H6+G27, Privet Entrance Bel Kalaa, Al Abageyah, El Khalifa, Cairo Governorate 4252360 |
アクセス | ラムセス駅より車で約20分 |
06|カイロタワー
カイロタワーは、エジプトの首都カイロを象徴する、高さ187mのタワーです。ナイル川のほとりに位置し、カイロの街並みを一望できる絶景スポットとして、多くの観光客が訪れます。
タワー内には、360度ガラス張りの展望回転レストランがあり、エジプト料理を味わいながら、パノラマビューを楽しめるところが魅力。昼間は青く輝くカイロの街並み、夜はライトアップされた幻想的な景色を堪能できます。
カイロタワーは人気観光スポットのため、混雑することがあります。入場に時間がかかる場合もあるので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
スポット名 | カイロタワー |
住所 | |
アクセス | メトロ「Opera」駅より徒歩10分 |
料金 | 大人:225EGP (約1,100円) |
足を伸ばして訪れたい!ルクソールの観光スポット3選
ナイル川中流に位置するルクソールは、古代エジプト王朝時代に太陽神アメン・ラーを崇拝する神聖な都市として栄えた都市です。ナイル川を境に東側を太陽が昇る「生者の町」、西側を太陽が沈む「死者の町」と区別し、東岸には神々を祀る壮麗な神殿群、西岸には王たちの永遠の眠り場である広大な墓地群が築かれました。
現代では、世界遺産に登録された数々の遺跡が残り、エジプト旅行に欠かせない観光地として人気を博しています。 1日で主要な観光スポットを巡るツアーも充実しているので、効率的にルクソールの魅力を満喫しましょう。
ここでは、ルクソールでのおすすめ観光スポット4選をご紹介します。
01|ルクソール神殿
ルクソール神殿は、古代エジプトの守護神アメン神とムト神の婚礼を祝うために建てられた壮麗な神殿です。ナイル川東岸に堂々とそびえ立ち、ルクソール駅から徒歩約10分というアクセス抜群の立地も魅力の一つ。
神殿には、高さ約25mのオベリスクや、高さ約17mの石柱が並ぶ大列柱廊など、古代エジプトの建築技術の粋を尽くした建造物が数多く残されています。日中は太陽の光を浴びて神々しく輝くルクソール神殿ですが、夜はライトアップされると、また違った幻想的な雰囲気を味わえるところもポイントです。
ルクソールはエジプト南部に位置するため、カイロからは離れていますが、飛行機で約30分とアクセスも良好。ルクソール神殿以外にも、カルナック神殿やスフィンクス参道、王家の谷など、見どころ満載の観光エリアです。
スポット名 | ルクソール神殿 |
住所 | |
アクセス | ルクソール空港より車で15分 ルクソール駅より徒歩10分 |
料金 | 大人:260EGP (約1,273円) |
02|ハトシェプスト女王葬祭殿
ハトシェプスト女王葬祭殿は、古代エジプト唯一の女性ファラオ、ハトシェプスト女王自ら建設に携わった最高傑作として名高い葬祭殿です。トトメス1世を父に持ち正妻の娘として生まれたハトシェプストは、男装で公の場に現れ、卓越した政治手腕でエジプトを繁栄へと導きました。
断崖絶壁に造られたハトシェプスト女王葬祭殿は、3段のテラス状に造られた壮麗な建築物です。繊細な彫刻と美しいレリーフで飾られた神殿は、当時の繁栄を今に伝えています。特に、ハトシェプスト女王が神々と対話する様子を描いた壁画は必見です。
スポット名 | ハトシェプスト女王葬祭殿 |
住所 | |
アクセス | ルクソール駅より車で20分 |
03|王家の谷
ナイル川西岸の砂漠地帯に広がる王家の谷は、古代エジプト王たちの墳墓群です。トトメス1世から始まった歴代ファラオの多くが眠る「死者の町」として知られており、現在までに64もの墳墓が発見されています。
王家の谷の見どころは、黄金のマスクで世界的に有名なツタンカーメン王墓です。わずか19歳で亡くなったとされるツタンカーメン王は、治世は短かったものの、盗掘を免れたため、副葬品も完全な状態で発見されています。
王家の谷には、31の公開されている墳墓があります。「エリアチケット」と呼ばれる入場券で3つの墳墓まで選択して見学可能ですが、特に有名なファラオの墳墓は別途料金が必要です。事前に、どの墳墓を見学したいか決めてから訪れるようにしましょう。
スポット名 | 王家の谷 |
住所 | |
アクセス | ルクソール駅より車で22分 |
足を伸ばして訪れたい!アスワンの観光スポット4選
エジプト南部に位置するアスワンは、ナイル川の壮大な景色と歴史的な建造物で知られる南エジプトの玄関口です。カイロからは飛行機で約1時間半とアクセスも良好。近年、外国人料金が別途制定された鉄道移動と比べて、飛行機の方が費用対効果が高くなっています。
アスワン市内観光は、主要スポットが散在しているため、タクシー利用がおすすめ。 見どころのアブシンベル神殿観光には半日以上、アスワン全体を満喫するには2日間の旅程を確保するのが理想です。
ここでは、アスワンのおすすめ観光スポット4選をご紹介します。
01|アブ・シンベル神殿
アブシンベル神殿は、ラムセス2世が自身の権威を誇示するために建造した神殿です。太陽神ラーを祀る大神殿と、王妃ネフェルタリに捧げられた小神殿の2つから構成される神殿は、巨大な岩山をくり抜いて造られたその壮麗さに圧倒されます。
アスワンから車で片道3時間とアクセスがやや大変な場所にあるにも関わらず、エジプト屈指の人気観光スポットとして知られています。観光の際は、ルクソール又はアスワンからツアーで訪れるのがおすすめです。
スポット名 | アブシンベル神殿 |
住所 | |
アクセス | アブシンベル空港より車で10分 |
料金 | 大人:400EGP(約1,958円) |
02|イシス神殿|フィラエ神殿
フィラエ神殿は、エジプト神話の女神イシスを祀る神殿のため、イシス神殿とも呼ばれているスポットです。レリーフ(壁画)の美しさで名高く、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
イシス神殿は、ルクソールから更に南にあるアスワン地域のナイル川に浮かぶ島にあるため、 船での移動が必要です。船の運賃は交渉制なので、交渉に自信がない方やスムーズに向かいたい方は、現地ツアーを利用することをおすすめします。
アスワンには、ヌビア人と呼ばれる先住民が現在も住んでいるヌビア村があります。独自の文化やアフリカの雰囲気を感じることができるため、アスワン訪問時には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
スポット名 | イシス神殿(フィラエ神殿) |
住所 | |
アクセス | アスワン空港より車で20分と船5分 アスワン駅より車で30分と船5分 |
料金 | 大人:300EGP(約1,465円) |
03|ヌビア村
アスワン以南からスーダン北部にかけて広がるヌビア村は、カラフルな街並みが魅力的な村です。青い壁に彩られた家々が立ち並び、舗装されていない路地を歩けば、まるで迷路に迷い込んだような感覚を味わえるところがポイント。アラブやアフリカとは異なる独自の文化や、可愛らしいアート作品がそこかしこに点在しています。
アスワンから日帰り旅行も可能で、1日で村全体を散策できます。旅行日数に余裕があれば、ヌビアらしいカラフルな内装のホテルに宿泊するのもおすすめです。
各ホテルでは、ナイル川クルーズ、アスワンへの小旅行、カヤック、ハイキングなど、様々なアクティビティツアーも用意されています。 外国人観光客とわかると強引に勧誘してくる場合もあるので、興味がない場合は毅然と断ることが大切です。
スポット名 | ヌビア村 |
住所 | |
アクセス | アスワン国際空港より車で約30分 |
04|アスワンスーク
アスワンスークは、日中の厳しい暑さを避けて夕方からオープンするマーケットです。エジプトにはスークが数多く存在し、アスワンでは特に香辛料が有名。衣料品や日用品、レストランなど様々な店が軒を連ね、散策を楽しむことができます。
カフェには男性客が多く集まり、「シーシャ」と呼ばれる水タバコを嗜んでいます。家庭での準備が大変なため、カフェでシーシャを楽しむのが地元の人々にとっての定番の過ごし方。イスラム圏ではお酒を飲む習慣がないため、エジプト名産のハイビスカスティーを飲みながらシーシャでくつろぐのは、至福のひと時と言えます。また、サトウキビを使ったジュースもローカルに人気ですが、生水を使用しているため観光客にはおすすめできません。
さらにアスワンスークの名物と言えば、強烈な匂いを放つニシンの塩漬けです。 缶詰として販売されていますが、缶の中でも発酵が進んでいるため、開缶時には汁が飛び散らないよう注意が必要です。
スポット名 | アスワンスーク |
住所 | |
アクセス | アスワン国際空港より車で33分 |
足を伸ばして訪れたい!アレクサンドリアの観光スポット3選
アレクサンドリアは、エジプト北部に位置する地中海に面した港湾都市です。古代ギリシャの英雄アレキサンダー大王によって建設された街として知られ、エジプト第2の都市として栄えてきました。地中海性気候に属するため、一年を通して温暖で過ごしやすいのもアレクサンドリアの魅力の一つです。
市内には、古代ギリシャ・ローマ時代の面影を残す歴史的建造物や、ヘレニズム文化を象徴するアレクサンドリア図書館など、見どころが満載。首都カイロからは車で約3時間、飛行機で約1時間とアクセスも良好で、日帰り旅行にも最適です。
ここでは、アレクサンドリアでおすすめの観光スポット3選をご紹介します。
01|カーイト・ベイの要塞
カーイト・ベイの要塞は、世界七不思議のひとつであるアレクサンドリアの大灯台の跡地に、スルタン・アシュラフ・カーイト・ベイが建てた要塞です。迷路のような道が続き、冒険をしているような気分を味わいながら、エジプトの歴史を知ることができます。
カーイト・ベイの要塞の魅力は、なんといってもその独特な雰囲気です。要塞の頂上からは、アレクサンドリアの街並みや地中海を一望することができます。
スポット名 | カーイト・ベイの要塞 |
住所 | As Sayalah Sharq, Qesm Al Gomrok, Alexandria Governorate 5321431, Egypt |
アクセス | アレクサンドリア駅より車で約30分 |
料金 | 大人:100EGP(約489円) |
02|モンタザ宮殿
アレクサンドリアの東に位置するモンタザ宮殿は、エジプト最後の王・ファルーク1世の邸宅です。海辺に面した王室の離宮としても知られ、「夏の離宮」の愛称で親しまれています。
宮殿は地中海を見下ろす高台に設けられ、イタリア・フィレンツェのベッキオ宮殿をモチーフにした造りが特徴。 宮殿内部は、豪華な装飾と美しい彫刻やアートで彩られており、王族の住まいにふさわしい風格を漂わせています。また、現在はシェラトンが経営する高級ホテルとして、わずか20室の客室が一般客に開放されています。
宮殿を囲む広々とした庭園は、散歩やピクニックに最適。海沿いを散策して、素敵なカフェやレストランを見つけてみるのもおすすめです。さらに、庭園を抜けて赤茶色の橋を渡れば、地中海の心地よい海風を感じながらウォータースポーツを楽しむこともできます。
スポット名 | モンタザ宮殿 |
住所 | Montaza Palace, El-Gaish Rd, Al Mandarah Bahri, Montaza 2, Alexandria Governorate 5527001 |
アクセス | アレクサンドリア国際空港から車で40分 |
03|アレクサンドリア図書館
アレクサンドリア図書館は、古代エジプト王プトレマイオス1世によって設立された、古代世界最大規模の図書館です。
かつてはヘレニズム文化を代表する知識人たちが学び、世界中の文献を集めた図書館は、幾たびの戦火と略奪を経て消失してしまいました。しかし、2001年、ユネスコとエジプト政府の共同事業によって蘇ったのが、新アレクサンドリア図書館です。歴史は浅いながらも、11階建ての建物は太陽を象徴するようなデザインとなっています。
周囲には水と大地をイメージした水盤が広がり、カーブした外壁には世界各国の言語が刻まれています。併設されている古文書陳列室や考古学博物館、プラネタリウムは、アレクサンドリア観光の目玉スポットです。
スポット名 | アレクサンドリア図書館 |
住所 | Al Azaritah WA Ash Shatebi, Bab Sharqi, Alexandria Governorate 21526 |
アクセス | アレクサンドリア国際空港から車で18分 |
エジプトを深く学ぶなら、ぜひ訪れたい博物館3選
エジプトには、古代エジプト文明の秘宝を集めた博物館が数多く存在します。これらの博物館は、単に歴史的な資料を展示するだけでなく、古代エジプトの人々の暮らしや思想、文化を現代に伝える重要な役割を担っている貴重な場所です。
ここでは、エジプト旅行でぜひ訪れたい博物館3選をご紹介します。
01|エジプト考古学博物館
エジプト考古学博物館は、カイロにあるエジプト最大の博物館です。20万点を超える収蔵品を誇り、エジプトの歴史が詰まった宝庫と言えます。館内には、古代エジプトの様々な時代の遺物が展示されています。ツタンカーメン王の黄金のマスクや王座など、エジプト考古学を代表する至宝も数多く収蔵されているので、必見です。
ツタンカーメン像をはじめとする主要な展示品は、ギザに建設中の大エジプト博物館(GEM)へ順次移転される予定です。ホームページで最新の情報を確認してから訪問しましょう。
スポット名 | エジプト考古学博物館 |
住所 | El-Tahrir Square, Ismailia, Qasr El Nil, Cairo Governorate 4272083, Egypt |
アクセス | メトロ「Sadat」駅より徒歩5分 |
料金 | 大人:300EGP(約1,465円) |
02|エジプト国立文明博物館
2021年にオープンしたエジプト国立文明博物館は、スタイリッシュな外観が印象的な施設です。最大の見どころは、エジプト考古学博物館から移送された18人の王と4人の女王のミイラ。歴代の王たちのミイラを間近に見学できるのは、この博物館ならではの醍醐味と言えます。
コンパクトな規模なので、約1時間ほどで効率的に見学することができます。
スポット名 | エジプト国立文明博物館 |
住所 | |
アクセス | メトロ「El malek El saleh」駅より車で5分 |
料金 | 大人:500EGP (約2,442円) |
03|大エジプト博物館
2024年半ばにオープン予定の大エジプト博物館は、三大ピラミッド近くの広大な敷地に建設される、世界最大規模の博物館です。ツタンカーメンの黄金のマスクをはじめ、エジプト考古学博物館の所蔵品の一部が移設される予定で、世界中から注目を集めています。
日本からも多数の専門家たちが建設に携わり、貴重なパピルスの修復には和紙の技術が使用されています。
本格的な建設は2005年に始まりましたが、環境・財政・政治の面からさまざまな妨害が加わり、大幅な遅れが発生しました。国際融資の助けもあり、いよいよオープンに向けてのカウントダウンとなっています。
スポット名 | 大エジプト博物館 |
住所 | X4VF+V38, Cairo - Alexandria Desert Rd, Kafr Nassar, Al Haram, Giza Governorate 3513204 |
アクセス | ラムセス駅より車で30分 |
エジプトでは何をする?おすすめの旅のテーマ3選を紹介
エジプトでは定番の観光スポットで歴史や文化体験、ショッピングをする他にも、おすすめの過ごし方があります。より深くエジプトを知ることで、様々なエジプトの魅力を見つけられるはずです。
ここでは、エジプトのおすすめの旅テーマを紹介します。観光だけではなく「やりたいこと」を見つけて実現させましょう。
01|エジプトグルメを堪能する
エジプト料理と言われてもイメージできない、具体的な料理名がわからないという方も多いのではないでしょうか。ここではローカル店やレストランなど、おすすめの店を紹介するので店選びの参考にしてくださいね。
エジプト料理|Khufu's Restaurant(クフズ レストラン)
ギザの三大ピラミッド敷地内にあり、ピラミッドビューを楽しめるエジプト料理店です。2023年にオープンし、現代的でお洒落な料理を堪能できるところがポイント。
ドリンクメニューのおすすめは、エジプトでよくウェルカムドリンクとして飲まれる「ハイビスカスティー」です。ピンク色で美しく、ビタミンがたっぷり採れるので特に女性に人気があります。エジプトで大衆おやつとして食べられる果物「デーツ」のドリンクも、バナナジュースに似た甘みと重さがあり美味しいですよ。
スポット名 | Khufu's Restaurant(クフズ レストラン) |
住所 | X4HF+8P, Nazlet El-Semman, Al Haram, Giza Governorate 12512, Egypt |
アクセス | メトロ「Giza」駅より車で30分 |
エジプト料理|Abou El Sid Restaurant(アブエルシド レストラン)
エジプトの伝統料理を味わえる老舗レストランです。レトロな内装で、一人当たり3,000円前後で2〜3品オーダーできます。人気店につき基本的に満席であるため、混雑しない早い時間帯に訪れるのがベターです。
おすすめメニューは、「マハシー」と呼ばれる鳩肉にライスを詰めてグリルした料理。「モロヘイヤスープ」も日本人の口によく合うと評判の一品で、チキンやライスとともに提供されます。
スポット名 | Abou El Sid Restaurant(アブエルシド レストラン) |
住所 | 157 26th of July Corridor, Mohammed Mazhar, Zamalek, Cairo Governorate 4271050, Egypt |
アクセス | メトロ「Safaa Hegazy」駅より徒歩3分 |
カフェ|Oldish (オールディッシュ)
エジプト料理カフェレストラン「オールディッシュ」は、カイロのダウンタウンにあるレストランです。ランチやディナーも可能ですが、一番のおすすめは伝統的なエジプシャンブレックファースト。エジプトパンとも言われるアエ―シやゴマペーストのタヒーニ、ひよこ豆コロッケのファラフェルなどをいただけます。
好立地であることや営業時間が8時〜24時と長いことから、観光中の休憩にもぴったり。ティータイムには、日本では珍しいアラブコーヒーはいかがでしょうか。
スポット名 | Oldish (オールディッシュ) |
住所 | خلف الجريك كامبس، 20 Mohammed Mahmoud, Abdeen, Cairo Governorate, Egypt |
アクセス | メトロ「Sadat」駅より徒歩3分 |
エジプシャンファストフード|Zööba(ゾーバ)
エジプト版ハンバーガーのシャワルマやエジプトのソウルフードコシャリなど、エジプトのファストフードがメインで楽しめるレストランです。店内は席数が少ないので、食べ歩きやテイクアウトもおすすめです。
スポット名 | Zööba(ゾーバ) |
住所 | 16 26 July St, Al Gabalayah, Zamalek, Giza Governorate 4270123, Egypt |
アクセス | メトロ「Safaa Hegazy」駅より徒歩5分 |
02|紅海・地中海リゾート地でバカンス気分を味わう
エジプトの海沿いは、リゾート地でゆったり過ごしたい方やマリンスポーツが好きな方におすすめです。エジプトは北に地中海、東に紅海が面していてどちらも透明な海であることがポイント。
物価の安いエジプトは世界一安くダイビングライセンスがとれることでも有名で、ラグジュアリーなリゾートホテルに他の国よりも手頃な料金で滞在できるメリットもあります。
以下では、各リゾート地の特徴をまとめているので、自分に合った場所を探してみてくださいね。
エリア名 | 場所 | 特徴 |
ダハブ | シナイ半島 紅海沿い |
|
シャルムエルシェイク | シナイ半島 紅海沿い |
|
ハルガダ | エジプト東部 紅海沿い |
|
グーナ | エジプト東部 紅海沿い |
|
ノースコースト | エジプト北部 地中海沿い |
|
03|砂漠地帯の自然の絶景を旅する
陸の内部は砂漠地帯であることから、砂漠とオアシスが楽しめるスポットも存在しています。
エジプトでフォトジェニックな写真を撮りたい方におすすめなのが、バハレイヤという砂漠のキャンプツアーです。黒砂漠や白砂漠、クリスタル砂漠など色々な砂漠を見て回り、夜は砂漠にテントを敷いてキャンプをします。食事は火をおこしてバーベキューができ、砂漠の中に湧き出る温泉「オアシス」で風呂に浸かる貴重な体験も可能。
広大な土地に360度どこを見渡しても砂漠が続き、夜は満天の星空を観測できるのはエジプトならでは。都心部から離れて自然の中で過ごす、特別な旅が待っています。
エジプト旅行で古代文明を体験しよう!
本記事では、エジプト旅行のおすすめ観光スポット19選をご紹介しました。エジプトは古代から近代まで何千年という深い歴史に包まれ、ナイル川と共に発展してきたことがよくわかります。また、アレクサンドリアのような風変りなスポットや、ガイドブックには載っていないアスワンの秘宝など、まだまだ多くの魅力が隠されています。
エジプトには、まだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、エジプト旅行のモデルコースを紹介していますので、参考にしてみてください!
\エジプト旅行のモデルコースを紹介している記事はこちらから /
【2024】エジプトの1日モデルコース2パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
ぜひ本記事を参考に、オリジナルのエジプト旅行を計画してみてください!