【2024】韓国の1日モデルコース3パターン！観光スポットの見どころも徹底解説

韓国は、時差がなく飛行機で3時間弱で行けるとあって気軽に行ける大人気の旅行先です。美容やグルメはもちろん、韓国ドラマやK-POPの人気もあり、とても身近な国でもあります。首都のソウルはビジネスや経済の中心地というだけではなく、伝統的な建物や家屋が残る地域もあり見どころ満載です。本記事では、そのまま再現できるタイムスケジュール付きのモデルコース3パターンを画像付きで紹介します。気になるスポットを発見することが、オリジナルの旅行を実現することに繋がりますので、ぜひ最後までご覧ください！

フライト + ホテル

フライト

ホテル

韓国はこんな場所！

韓国は日本の約4分の1ほどの面積で、首都のソウルは東京都とほぼ同じくらいの大きさです。500年以上続いた朝鮮王朝の都でもあったソウルには、最先端の文化だけでなく伝統や歴史を感じられる名所がたくさんあります。

気候は日本と同じように四季があり、ソウルの緯度は新潟県や福島県と同じです。冬の寒さは厳しいので、防寒対策をしっかりしておきましょう。旅行のベストシーズンは、過ごしやすい気候の4月から5月、9月から10月です。

物価は日本と同じくらいで、チップの文化もありません。キャッシュレス文化もかなり浸透しているのでショッピングはとても便利ですが、市場や地元の商店などでは現金が必要になります。

交通は地下鉄が市内各所へ伸びていることもあり、安くて便利なのでおすすめです。T-MoneyカードというICチップ内蔵のチャージ式カードを使えば、地下鉄やバス、タクシーなどでもスムーズに利用できます。コンビニでの支払いも可能で、現金のやり取りなくタッチでスピーディに買い物ができますよ。

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初めての方におすすめのモデルコースはこれ！

観光の中心となるソウルには、見どころがたくさんあります。観光スポットの距離が比較的に近いことや、地下鉄での移動ができることから、効率よく回れるところもポイントです。

ここでは、初めてソウルに行く方におすすめの具体的なモデルコースとタイムスケジュールを紹介するので、参考にしてみてください。

8:00　▶️　Anguk 一五三

■地下鉄安国駅より徒歩1分 (５１ Yulgok-ro, Anguk-dong, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

安国駅前にあるレトロベーカリーで、焼きたてパンとコーヒーの朝食をとりましょう。1階に並べられているパンから好きなものを選んで2階のレジカウンターで支払い、2・3階のイートインの席でいただきます。

パンの価格帯はW2,000〜W4,000(約229〜458円）で、ホットコーヒーはW4,000(約458円)、カフェラテはW5,000(約573円)です。シックで落ち着いた雰囲気の店内席は、木製チェアや革張りのソファなどでゆったりくつろげます。

9:00　▶️　ドロシー韓服旅行

■地下鉄安国駅より徒歩3分 (１７５−６４ Anguk-dong, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

せっかく韓国に来たからには、民族衣装に着替えて観光するのもおすすめです。韓国の民族衣装をレンタルできる店は景福宮や北村韓屋村にたくさんありますが、こちらの店は駅から近いので移動時にとても便利。

老舗レンタルショップでは、伝統的なタイプの衣装から今風の素材を組み合わせたモダンなタイプの衣装まで幅広く取り扱っています。W20,000(約2,289円)ほどでフルセットレンタルでき、別料金で小物の貸出も可能です。

レンタル衣装ショップの先駆けとも言われる老舗の店なので、スタッフのサービスや店のシステムなどを安心して利用できます。選び方がわからない時なども、ぜひ相談してみてください。

10:00　▶️　景福宮(キョンボックン)

■ドロシー韓服旅行より徒歩10分 (１６１ Sajik-ro, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

民族衣装をまとって気分を高めたら、そのまま景福宮へ向かいましょう。1日2回ある守門将の交代式は、午前中は10:00からの開催です。色鮮やかな衣服を纏った守門将がそろって行進する様は圧巻で、思わず見入ってしまいます。

交代式のあとは、門をくぐってゆっくり王宮の散策をしましょう。美しい庭園や荘厳な建築、連続したモチーフの装飾の正殿の大扉を背景に撮影すると、まるで王朝時代にタイムスリップしたかのようです。

11:30　▶️　北村韓屋村(プッチョンハノクマウル)

■景福宮より徒歩10分 (Gyedong-gil, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

王宮の余韻を残したまま、かつて王族や官僚たちが住んでいた伝統家屋が残る街並みの散策に出かけましょう。少し高台に位置しているため、情緒ある風景を見下ろすことが可能。北村八景と呼ばれるスポットのなかでも、北村六景は伝統家屋の奥に市街地の高層ビルが見えてるのがポイント。伝統と現代の調和から、不思議な魅力を感じられます。

工房通りや屋根瓦の連なる家々や小さな細い路地など、趣のある風景の連続に、時間を忘れてしまいます。軒先に色鮮やかな花が咲いていたり、さりげなくかわいらしい看板が掲げられているので、たくさんの発見ができるはずです。

12:30　▶️　クンキワチプ

■北村韓屋村より徒歩3分 (２０−７ Bukchon-ro, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

民族衣装から私服に着替えた後は、いよいよランチタイムです。クンキワチブは、新鮮な生のワタリガニを醤油だれに漬け込んで熟成させた韓国料理カンジャンケジャンの名店です。「大きな屋根の家」という名前の意味の通り、大きな柱がどっしりと配置された店内には120席ほどあります。

カンジャンケジャン定食はW53,000(約6,122円)からで、ぷりぷりのワタリガニを中心に手の込んだおかずが小さな銀の小皿に並べられます。甲羅にご飯を入れて身と混ぜたり海苔で巻いてみたりと、お気に入りの食べ方を探してみてください。

14:00　▶️　ロッテ百貨店

■クンキワチブのある地下鉄安国駅から乙支路入口駅直結 (８１ Namdaemun-ro, Jung-gu, Seoul, 韓国)

ロッテ百貨店は韓国全土にチェーン店を持つ韓国最大級の免税店で、本店は明洞にあります。ハイブランドからカジュアルブランドまで、幅広い商品が揃っているのでどの年代の人も楽しめるところが特徴。

地下1階のデパ地下はキムチや海苔、お茶や調味料など韓国土産の品揃えが豊富です。1階の案内デスクでは、通訳や無料荷物預かりなどの観光者向けサービスも実施されています。

明洞エリアには、ショッピングスポットがたくさんあります。コスメストリートには、プチプラの手軽でクオリティの高い店や上級コスメブランドが軒を連ねているのが魅力的。韓国コスメが充実しているので、好みのコスメを求めて気軽に立ち寄れるところもポイントです。

16:00　▶️　南大門市場(ナンデムンシジャン)

■ロッテ百貨店から徒歩15分　 (２１ Namdaemunsijang 4-gil, Jung-gu, Seoul, 韓国)

ショッピングの後は、南大門市場で軽く食べ歩きをしながら散策しましょう。軽食にちょうどいい屋台飯や肉まんなど、にぎやかな雰囲気の中で色々な店をのぞいてみてください。立ち上る屋台の湯気や店の人の呼び込みが、市場の雰囲気を盛り上げています。

雑貨や衣料品などの店では、カタコトな日本語でスタッフが笑顔で声をかけてくれるかもしれません。現地の人々と気軽にコミュニケーションを取れるのも、市場ならではの醍醐味です。日本でも食べられるものでも、本場ならではの味の違いに驚くでしょう。ハズレの店に当たっても、それが旅の楽しい思い出になります。

18:00　▶️　ロッテワールドタワー

■南大門市場のある地下鉄会賢駅から蚕室駅直結　 (３００ Olympic-ro, Songpa-gu, Seoul, 韓国)

韓国一の高層ビルの展望台であるソウル・スカイからは、ソウルの煌めく夜景が見渡せます。エレベーターのスカイシャトルの乗り場までの通路は、韓国の伝統美を表現するカラフルな液晶モニターの映像を楽しみながら進みましょう。

スカイシャトルを降りると、展望デッキの向こうに煌めくソウルの夜景が一面に広がっています。118階のスカイ・デッキある、ガラス床になっていて足元が透けて見えるスリル満点なスポットも人気です。

20:00　▶️　ホソバン

■ロッテワールドタワーのある地下鉄会賢駅から東大門駅より徒歩10分 (３２８−３ Changsin-dong, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

巨大カルビが名物のホソバンでは、おいしい韓国焼肉が食べられます。肉屋の焼肉屋とあって肉の品質には定評があり、地元の人々にも人気です。メニューには日本語もあり、写真付きなので、注文しやすいのもポイント。

大きな骨付き牛カルビの王カルビは1人前300gもあり、W29,000(約3,350円)で食べ応え抜群。韓国の焼肉は店員が焼いてくれるスタイルが一般的ですが、こちらの店では自分で焼くことが可能です。サムギョプサルや冷麺など、日本の焼肉店にあるようなメニューも揃っています。

21:30　▶️　ドゥータ・モール

■ホソバンから徒歩15分 (２７５ Jangchungdan-ro, Jung-gu, Seoul, 韓国)

東大門は、ナイトショッピングをするのに大人気のスポットです。深夜営業している店だけではなく、オールナイトで営業している店が多いのにも驚きます。

ドゥータ・モールは、東大門のランドマーク的なファッションモールです。平日は23時までの営業ですが、週末は朝方5時までの営業しているところがポイント。韓国ブランドのレディースファッションを中心に、メンズやキッズ、インテリアや雑貨など、フロアごとに売り場が分かれています。

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以下は海外旅行予約ができる「たびチャット」のLINEで確認できるツアーの一例です。

ツアー名	価格帯
【フリープラン】ソウル3日間の旅、スタンダードクラスホテル指定なし（往路昼便／復路夕便)	34,600円～80,000円
【フリープラン】ティーウェイ航空とビジネスブティックホテルでの韓国4日間（往路夜便、復路朝便）	50,800円～96,800円
【フリープラン】ソウル探訪の旅 5泊6日（往路午前便／復路夜便）	68,800円～91,800円
【フリープラン】JALで行く、歴史と伝統の韓国5日間、高級ホテル宿泊（往路朝便／復路夜便）	137,000円～232,000円

旅行の日程や時期によって、航空券やホテルの価格は大きく変動します。実際の旅行費用を把握するためには、旅行予約サイト「たびチャット」を使って、ご希望の都市や日程でのお見積りを取得するのがおすすめです。

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韓国の伝統も現代も体験したい方におすすめのモデルコースはこれ！

ソウルは朝鮮王朝時代の伝統や歴史を感じられる場所と、最先端の文化やアートを楽しめる場所がぎゅっと詰まっています。

ここでは、そのどちらも体験できるおすすめのモデルコースを紹介します。

8:00　▶️　ベーカリーカフェ Onion

■地下鉄安国駅より徒歩5分(５ Gyedong-gil, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

人気のベーカリーカフェでしっかり朝ごはんを食べて、腹ごしらえをしましょう。ソウルにいくつか店舗があるベーカリーカフェですが、店舗によって店内の雰囲気が違うのが特徴。どの店舗もそれぞれの個性があって素敵ですが、安国店では伝統的な家屋の韓屋スタイルが魅力です。

店の一推し商品は、雪をまとった山のような粉砂糖のドーナツ「パンドロ」W55,000(約635円)です。惣菜パンからデザートパンまで揃い、日本のパン屋と同じように自分でトレーに商品を選び取ります。天気の良い日は、縁側のような特等席テラスで、コーヒーなどの飲み物と一緒にゆったりと楽しみたいですね。

イートインだけでなく、テイクアウトもできます。

9:00　▶️　昌徳宮

■ベーカリーカフェ Onionより徒歩5分 (９９ Yulgok-ro, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

景福宮の離宮として建てられたこちらの王宮は、赤と緑の色鮮やかな装飾が見事です。敦化門は、青い空に天を仰ぐように迫り出した屋根が印象的なので必見。

朝一番に行くと美しい庭園が一層輝いて見え、厳かで神聖な雰囲気を感じます。ドラマのロケ地としても使われた、芙蓉池(プヨンジ)の深い緑色がとても神秘的です。後苑(フウォン)の庭園も当時の造園技術が駆使されており、四季折々の自然の移り変わりが楽しめます。

錦川橋(クムチョンギョ)は韓国で最古の石橋とも言われており、動物の彫刻がかわいらしくたたずんでいてチャーミングです。

10:00　▶️　宗廟

■昌徳宮より徒歩5分 (１５７ Jong-ro, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

朝鮮王朝の国王と王妃の位牌がまつられていて、儒教の思想に基づいて建てられたシンプルな作りの廟です。位牌を収める小部屋が東西に連なる正殿は、増築を繰り返し横に長く広がる建築が特徴的。正殿には美しい朱色の柱が101mにもわたって並んでいて、見事な光景が広がっています。

正門は蒼葉門(チャンヨプムン)で、まっすぐに伸びる石畳がとても趣深いです。よくみると、真ん中の石畳が少しだけ盛り上がっているのがポイント。これは中央は神様が通る道という所以だそうで、日本にも通じる思想が感じられますね。

11:30　▶️　伝統酒ギャラリー

■宗廟より徒歩10分 (韓国 Seoul, Jongno-gu, Jae-dong, ５４−５ 1층)

韓国食文化空間であるイウムの中に、伝統酒ギャラリーという酒文化を展示や試飲などで体験できる施設があります。伝統酒ソムリエが一つひとつの酒をていねいに説明してくれて、日本語にも対応しているのがありがたいポイントです。試飲の際には、酒の特徴をグラフにしたわかりやすいチャートなども活用します。

毎月異なるテーマのもと、マッコリや焼酎はもちろん甘い果実酒やリキュールなどの試飲もあるので、何度訪れても新しい出会いがある場所です。

12:30　▶️　仁寺洞スジェビ

■伝統酒ギャラリーより徒歩10分 (１４−１ Insadong 8-gil, Jongno-gu, Seoul, 韓国)

スジェビとはすいとんのことで、こちらは昔懐かしい絶品のすいとんの名店です。夫婦で営む路地裏の小さな店ですが、昆布やいりこなどの出汁がよくきいたスープに、つるりとしたすいとんが絶品。宣伝などはしておらず、ほぼ口コミだけで人気が出て連日お客さんが絶えません。70席ほどの店内の壁一面には、甕がずらりと並んでいるのに驚きます。

素朴な見た目の名物スジェビはW8,000(約924円)で、酒にも合う一品料理であるつぶ貝の和え物W1,7000(約1,964円)もおすすめです。伝統酒のトンドン酒という濁り酒W5,000(約578円)と合わせて、マリアージュを味わってみてください。

14:00　▶️　サムスン美術館リウム

■仁寺洞スジェビから地下鉄安国駅より漢江鎮駅下車、徒歩6分 (６０−１６ Itaewon-ro 55-gil, Yongsan-gu, Seoul, 韓国)

韓国の有名ブランドサムスンが運営する、最先端のアートと建築が融合した美術館です。MUSEUM 1には先史から朝鮮王朝の韓国美術、MUSEUM 2には近代の韓国美術と外国現代美術が展示されています。屋外の作品を鑑賞しながら歩ける散策路もあるので、ゆっくり歩くのもおすすめです。

有名建築家の手がけた建物は、それ自体がアート作品として空間を作り出し美術館に訪れる人々を楽しませてくれます。ミュージアムショップでは展示関連グッズやオリジナルグッズなど、見るだけでも楽しいので、ぜひ立ち寄ってみてください。

16:00　▶️　D&デパートメント

■サムスン美術館リウムより徒歩10分 (２４０ Itaewon-ro, 한남동 Yongsan-gu, Seoul, 韓国)

日本のプロダクトデザイナーとして国内外で広く知られる、ナガオカケンメイ氏がプロデュースする雑貨を中心としたセレクトショップです。日本でもショップ展開をしているD&DEPARTMENTの韓国店舗で、日本での人気商品はもちろん、韓国の伝統工芸品なども取り扱っています。

シンプルで無駄のないデザインが彼の特徴ですが、そんな彼のセレクトするセンスのいい雑貨が並ぶ様は、まるでギャラリーのよう。機能性やデザイン性が高く派手さはありませんが、長くじっくり付き合っていける一品に出会える店です。

18:00　▶️　南山公園

■D&デパートメントのある地下鉄漢江鎮駅より明洞駅下車、徒歩5分 (８３ Sopa-ro, Jung-gu, Seoul, 韓国)

南山の斜面にある高台の公園は、ソウルの街並みを眺めながらのんびり自然の中を気持ちよく歩ける場所です。昔から市民の集う場所として利用されてきた公園なので、観光者だけでなく地域の人々もたくさん目にします。公園内には至る所にオブジェや休憩できるベンチがあるので、季節を楽しみながらゆっくりできるところがポイント。

ケーブルカーの乗り場から、山頂のタワーを目指します。頂上のケーブルカー駅には、南山烽燧(のろし)台(ナムサンポンスデ)や装飾のきれいな東屋の八角亭があるので、タワーを背景に記念写真を撮りましょう。

18:30　▶️　Nソウルタワー

■南山公園よりケーブルカーで5分 (Rue du Marché aux Poulets 47, 1000 Bruxelles, ベルギー)

夜のライトアップは昼間とはまた違う印象で、Nの大きな文字をバックにそびえるタワーは大迫力です。眺望抜群のパノラマ展望台からは、ソウルの高層ビル群や市場などの美しい夜景が広がります。漢江の水面に映し出されるオレンジ色の外灯の光が連なる様は、とてもロマンチック。

ソウルの市街地の至る所からその姿が見えるので、昔から人気のナイトスポットかつソウルのシンボルタワーとも言われています。タワー前のフェンス周りには、ハート型のチェアや恋人たちがかけていった南京錠のロックツリーなどがあり、たくさんの人々の想いを繋いでいます。

20:00　▶️　コリアハウス

■Nソウルタワーよりケーブルカー駅下車、徒歩10分 (１０ Toegye-ro 36-gil, Jung-gu, Seoul, 韓国)

韓国伝統家屋で宮廷料理を食べられるこちらの店で、夕食をゆっくりと味わいましょう。韓国の伝統文化の体験もできる複合施設でもあり、外国人観光者向けの民族公演があることから、伝統舞踏や伝統音楽にも触れることができます。

朝鮮時代の宮中料理で使用されていたとされる料理技術を現在に継承、保存するという役割を担っている施設でもあるので、現代風のアレンジは基本的にはありません。夜のメニューのおすすめは、コースメニューの「聴雨」W88,000(約10,164円)で季節の前菜からメインの肉料理にデザートまで見た目も華やかです。

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大自然と街あそびも！という方におすすめのモデルコース

ゆっくり時間が取れる方や、すでにソウルには何度も訪れている方には、韓国の大自然を満喫しに少し足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。空港へのアクセスがいいソウルから、飛行機で空の旅を楽しんだら、大自然が楽しめるスポットへ行けますよ。

ここでは、国内外でも大人気の韓国のリゾートアイランド済州島をスケジュールに入れたモデルコースをご紹介します。

8:00　▶️　金浦空港　国内線ターミナル出発

■地下鉄金浦空港駅より直結 (１１２ Haneul-gil, Gangseo-gu, Seoul, 韓国)

市内に近く地下鉄での移動もできるこちらの空港は、小さな空港ですが就航している航空会社も多く便数も充実しています。国内線なので出発の1時間半ほど前にチェックインを目安に、余裕を持って空港へ着くようにしましょう。

地下鉄が安くて正確なのでおすすめですが、リムジンバスや空港鉄道A’REXでも移動できるので、ホテルの場所に合わせて一番スムーズな行き方を選んでください。

9:00　▶️　済州国際空港

■金浦空港より飛行機で1時間 (２ Gonghang-ro, 특별자치도, Jeju-si, Jeju-do, 韓国)

国際空港なので日本や近隣諸国からの航空機が発着し、たくさんの観光者でとてもにぎやかです。空港から乗るタクシーは、市街地までの15分程度の短距離とその他のエリアまでの長距離とでは乗り場が違うので、気をつけてください。

郊外ではタクシーを手配しにくいため、一日や半日などタクシーのチャーター利用が便利です。乗車前にドライバーと料金交渉をして、後々トラブルにならないようにしておきましょう。旅行代理店などを通して、日本語ができるドライバーの確保などもできますよ。

10:00　▶️　萬丈窟(マンジャングル)

■済州国際空港より車で50分 (１８２ Manjanggul-gil, Gujwa-eup, Jeju-si, Jeju-do, 韓国)

神秘的な溶岩鍾乳は、溶岩の流動跡がしっかりと残る保存状態の良さが評価されている貴重な世界自然遺産です。今から250万年前から作られたとされる巨大な溶岩洞窟は、長さ約13km、最大幅23m、最大高さ30mもあり訪れる人々を自然のパワーで圧倒します。

洞窟内は要所ごとにライトアップされていて、とても幻想的。ただ、足場は滑りやすく歩きにくいので、汚れてもいい歩きやすい靴がおすすめです。観光できるのは入口から1kmほどで、最も奥にある高さ8mの巨大な溶岩柱が道を塞ぐように横たわっていている場所が一番の見どころです。

11:30　▶️　城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)

■萬丈窟より車で20分 (韓国ソギィポ市)

地下の洞窟を楽しんだあとは、地上の山登りをして美しい海を眺めにいきましょう。約10万年前に、海底火山によりできたと言われる標高182mのオルム。オルムとは、漢拏山(ハンラサン)の噴火に伴ってできた小火山体のことで、寄生火山とも言われます。

入口で入場券を購入して石畳の登山道を登っていき、30分ほどで頂上に到着。青い海の景色が目の前に広がり、どこまでも続いている光景は言葉をなくしてしまうほどの美しさです。朝日がきれいに見られるスポットとしても有名で、済州島のシンボルでもあります。

13:00　▶️　ロッテホテル済州

■城山日出峰より車で60分 (３５ Jungmungwangwang-ro 72beon-gil, Seogwipo-si, Jeju-do, 韓国)

済州にせっかく来たなら、優雅にホテルランチをしましょう。ロッテホテルのブランチビュッフェレストランLa Seineでは、韓国料理をはじめとする各国料理を楽しめるところがポイント。高級感あふれるホテルエントランスから一歩入ると、ラグジュアリーな装飾と高いホスピタリティーのサービスが待っています。

ランチは大人一人W70,000(約8,084円)と少し贅沢ですが、目の前に広がる済州の青い海の絶景を眺めながらの食事は格別です。

14:30　▶️　天帝淵瀑布(チェンジェヨンボクボ)

■ロッテホテル済州より車で5分 (韓国 Jeju-do, Seogwipo-si, Jungmun-dong, 2232)

7人の天女が沐浴をしたとの伝説がある済州島最大級の滝で、マイナスイオンをたっぷり浴びましょう。「仙臨橋」という天女像が彫刻されたアーチ型の橋からは、滝の全景を見ることができて響き渡る滝音に心が洗われるようです。

滝は3段階に流れ落ちていて、最初に高さ22mから深さ21mの池に落ち、その下の第二、第三へと水が流れていきます。海岸に続く2kmの道には、天然記念物に指定されている植物たちが生息しています。

西帰浦エリアにある、天地淵瀑布(チョンジヨンポッポ)、正房瀑布(チョンバンポッポ)と一緒に、済州島3大滝の一つとしても有名です。

16:30　▶️　済州国際空港

■天帝淵瀑布より車で50分 (２ Gonghang-ro, 특별자치도, Jeju-si, Jeju-do, 韓国)

自然のパワーをたくさん感じた済州島の観光を終えて、ソウルへ戻ります。

空港近くの旧済州(クジェジュ)のエリアにも商店街や市場があるので、もし空港に早く着きそうなら寄ってみましょう。ソウルとは違うご当地のお土産やおやつなど、新しい発見がありますよ。

17:30　▶️　金浦空港　国内ターミナル

■済州国際空港より飛行機で60分 (１１２ Haneul-gil, Gangseo-gu, Seoul, 韓国)

空港から市街地まではアクセスが良いので、渋滞の少ない公共交通機関の利用がおすすめです。空港内は交通機関の表示もわかりやすいので、所要時間と手間などを総合的に検討し、その時に合う交通手段を選んでください。

ソウルに戻り、明洞のナイトスポットへ繰り出しましょう。

18:30　▶️　明洞餃子

■金浦空港のある地下鉄金浦空港駅より明洞駅下車、徒歩6分 (２９ Myeongdong 10-gil, Jung-gu, Seoul, 韓国)

韓国式手打ち麺のカルグクスが有名な、1976年創業の老舗食堂です。看板商品のカルグクスは、W10,000(約1,155円)で食べ応えがあります。何時間も煮込まれたこってりスープに、コシのあるツルツルの麺がよく絡み、スープによく合うトッピングの鶏肉やワンタンもポイント。一皿10個入りの蒸し団子マンドゥ W12,000(約1,386円)は、豚肉と野菜がたっぷり入った餡が包まれた店の人気メニューです。

人気店なのでいつも賑わっていますが、回転は比較的早めです。日本語のメニューもあるので、安心して注文できますよ。

20:00　▶️　ナンタ

■明洞餃子より徒歩3分 (UNESCO Nantes show, ２６ Myeongdong-gil, Jung-gu, Seoul, 韓国)

子どもから大人まで幅広い年代が楽しめる、言葉のいらない華やかなエンターテイメントショーで一日を締めくくりましょう。1997年の初演以来、世界各国で1180万人以上を動員したという韓国を代表するノンバーバル(言葉のない)パフォーマンスです。「ナンタ」は漢字「乱打」の韓国語読みの発音で、力強くスピード感あふれるリズムが特徴。

公演当日でも劇場でチケット購入はできますが、良席で見たい場合は事前にネット予約がおすすめ。S席はW55,000(約6,353円)から、A席はW44,000(約5,082円)からで、公演時間は90分ほどです。