日本旅行、京田辺市・京田辺市観光協会と包括連携協定を締結 “通過点”からの脱却へ
日本旅行(小谷野悦光社長)は3月30日、京都府京田辺市(上村崇市長)と京田辺市観光協会(田宮正康理事長)の3者間で「観光振興を通じた地方創生に関する包括連携協定」を締結した。それぞれの強みや資源を生かし、京阪奈の中間点で“通過点”となっている同市の現状からの脱却を図る。
同市は観光大都市に囲まれた立地から、観光客の滞在力が長年の課題。コロナ禍で観光客数もさらに減少するなどアフターコロナに向けた取り組みは急務となっている。
同観光協会は誘客力強化へ5月にリニューアルオープンするJR京田辺駅周辺の新観光案内所を中心とした観光の拠点整備を計画。観光事業はもちろん、市が掲げる「ひとやすみ観光」の推進へ今回の協定締結で3者連携で取り組みを図ることとした。
協定では、新観光案内所を活用した観光推進▽市民まつりなど大規模イベントを通じた交流人口の拡大▽観光による地域活性化、観光誘客の促進▽市産品の認知度向上・販売促進▽観光資源や特産品の発掘・開発▽観光関連産業の人材育成▽史跡・歴史遺産を活用した観光振興―などに取り組む。
左から、田宮理事長、上村市長、小谷野社長
情報提供:トラベルニュース社