ロシア、極東ロシア地域における「新型コロナウイルス」に関する最新情報

  • 2021年11月24日
  • 出典:OTOA

「新型コロナウイルス」の影響について、現在の極東ロシア地域の最新情報を以下にお知らせいたします。

■ 最新情報

* 沿海州政府は、当初予定していたワクチン接種対象を90万人から120万人と対象を広げ、

 そのうち50%以上が1回接種を終えたと発表した。

 2021年11月11日時点の接種完了者は478,500名となり、

 60歳以上は45.8%が接種完了したと発表。

* ハバロフスク州は、11月20日(土)よりQRコード提示又は完治証明書の提出義務適用施設を

 面積1千平米以上のすべてのショッピングモール及び大型スーパーマーケットまでに

 拡大すると発表した。

 ハバロフスク州内ショッピングモール160ヵ所、商店150ヵ所が対象となる。

* ロシア州政府は、各連邦政府との教義を行いQRコードシステムを12月01日(水)から

 連邦政府及び行政官庁、ハバロフスク国際空港、鉄道駅などで実施する法案を検討していることを

 明らかにした。

* 11月15日及び12月20日よりS7航空が運行再開を発表したタイへの路線は、

 ワクチン接種完了者の隔離無し入国を許可したことを両政府が協議した結果であると発表した。

 対象のワクチンは、ロシア製スプトニークV接種者に限り、接種証明書、72時間前

 PCR検査陰性確認書の提出が条件となる。

■ 入国制限について

ロシアへの渡航直前72時間以内に受けたPCR検査の結果としてコロナ陰性であることを証明する文書(ロシア語又は英語のもの)を所持することが必要となる。

(指定フォーマットはないものの、陰性証明書に検査機関の押印がないものは認められない場合がある。)

■ 現地到着後の対応

ロシア入国後の検疫手続きや自己隔離措置については引き続き維持される。また、入国する外国人に対しては無作為抽出による検査が導入されるので、空港係官の指示があったら、それに従う。

* 継続される検疫措置

 ロシア入国前3日以内に受検した英文又は露文陰性証明書の提示

 労働許可を受けた外国人労働者(HQSを含む)とその家族の入国後14日間の自己隔離実施

 ※注: ビジネス出張者、旅行者などは自己隔離の実施義務なし。

* 新たな検疫措置

 外国から到着した外国人に対する無作為抽出による検査。

■ 現地の状況

* 沿海州には200ヵ所のワクチン接種所を設置し、うち70ヵ所は移動式にて運営している。

* アムール州は、2021年7月15日より子供施設を含むダンスホール、カラオケなどの

 営業を禁じると発表し、すべての企業と営業所の労働者に対し、ワクチン接種を行っていない

 労働者や65歳以上の高齢者、妊娠、基礎疾患者に対し在宅勤務を命じた。

◎ ロシア コロナ感染状況(2021年11月16日現在)

〔新規感染者〕

 ロシア全域 --- 36,818名

 沿海地方 --- 410名

 サハリン州 --- 96名

 ハバロフスク地方 --- 525名

 イルークツク --- 576名

◎ ワクチン接種状況(2021年11月16日現在)

 1回以上の接種人口 --- 62,479,116名 / 53%

 接種完了者 --- 51,850,069名 / 43.5%

 11月11日時点の沿海州の接種率 --- 約53%

 1回以上の接種 --- 671,688名

※目標接種者数: 120万人(目標数値が90万人から変更されました)

以上、ご注意ください。

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社日本海外ツアーオペレーター協会