エボラブルアジアは5月30日の取締役会で、ハワイ旅行のオンライン販売に特化したサイト「ファーストワイズ」を運営するセブンフォーセブンエンタープライズを完全子会社化することを決議した。当面はファーストワイズのブランドを維持するが、エボラブルアジアのエアトリでのハワイ商品強化や共同仕入れ、マーケティングなどでのシナジー創出をねらう。

　エアトリは、もともと航空券販売を主軸として成長してきており、現在は韓国や台湾へのツアーに注力しているが、ファーストワイズの取得により、ハワイへのツアーやさらにその先には中長距離デスティネーションへのツアーの強化も見据える。また、セブンフォーセブンエンタープライズがハワイに現地法人を持っていることから、ハワイでのラウンジ運営などの事業拡大も視野に入れる。

　なお、セブンフォーセブンエンタープライズの事業計画で2019年9月期の取扱高は20億円の見込み。エボラブルアジア傘下で想定されるシナジー効果は、今後精査して別途開示するという。