エジプト航空（MS）は3月31日、大阪支店を閉鎖する。すでに2月20日付けで関係者あてに書面で通知するとともに、20日以降の問い合わせは東京支店で受けるとしている。

　MSでは、エジプトの政情不安で需要が減少したことを受けて成田と関空の2路線を運休し、昨年11月末には12月末での大阪支店の閉鎖を検討していると一部の取引先に説明。

　これに対して旅行業界から継続を求める声が上がり、日本旅行業協会（JATA）が12月上旬に派遣した視察団はエジプト側の観光大臣や航空大臣に支店の維持を要望するとともに、関西地区の旅行会社やランドオペレーター100社の要望書も手渡していた。