グアテマラ、グアテマラにて発生した地震の影響について
現地時間 2012年11月07日(水) 午前 10:35頃(日本時間 11月08日 01:35頃)、中米 グアテマラ南西部のサンマルコス県の沖合24キロ地点を震源地とするマグニチュード7.2(7.4とする報道もあります)の地震が発生いたしました。
この地震により、メキシコとの国境近くのサンマルコス県が被害を受けており、土砂崩れなども発生しておりますが、グアテマラの主要観光地であるティカル、コパン、パナハッチェル、チチカステナンゴ、アンティグア、グアテマラ・シティにおいては道路状況にも問題はなく、平常通り観光が可能となっておりますので、ご安心ください。
なお、在グアテマラ日本国大使館より、以下の注意喚起が発出されておりますので、お知らせいたします。
未だ詳細は不明ですが、震源地に近いサンマルコス県を中心として死傷者が出た他、家屋倒壊などの被害が出た模様です。ペレス・モリーナ大統領は国民に対し、余震の場合には建物から避難するよう呼びかけています。
14:00からペレス・モリーナ大統領が記者会見を行い、被害の概要等について以下の報告を行いました。
なお、現時点で邦人の被害は確認しておりませんが、情報があれば至急大使館にお知らせ下さい。
1. 被災地:
サンマルコス県、ケツァルテナンゴ県を中心として、ソロラ県、トトニカパン県、キチェ県南部、ウエウエテナンゴ県南部。ペテン県を除くすべての県で揺れが観測された。
2. 地震の強さ:
マグニチュード7.2。1976年の震災以来最大。
余震が既に5回記録されており、今後も起こる可能性が高い。
3. 被害:
暫定的なデータは以下の通りであり、今後増える可能性がある。
(1) 人的被害
行方不明: 100人
生き埋め: 15人
死亡: 3人が確定しているが、15人まで増える可能性がある。
サンマルコス県の刑務所が損壊し、98名の収監者を移転した。(逃亡はしていない)
(2) 物的被害など
物的被害は未だ確認できていないが、被災地の各所で土砂崩れが起きている模様。
太平洋岸では35cmの水位上昇が確認された。
4. 政府の対応
まずは空軍のヘリコプター、航空機も利用し人命救助を優先して行う。
その後、物的被害を調査する。
現在のところ16万人分の緊急食料があり、援助に必要な資金もある。
5. 国民へのメッセージ
今後48時間は余震の可能性が高いことから、人が多く集まる場所には行かないようにして欲しい。(避難が困難であるため)
また、最初の揺れで被害が出た建物や、土塀の建物からは避難して欲しい。
また、不要不急の場合には被災地に行かないで欲しい。
以上