デルタ航空（DL）はこのほど、成田空港に電子機器を無料で充電できる電源「充電ステーション」を設置した。DLでは総額30億米ドル以上を投じ、機材と機内整備、空港設備への投資計画を実施しており、充電ステーション設置の推進もその一環。米国外の空港での設置は成田空港が初めてだという。

　成田以外にも米国内で新たにデンバー、ダラス・フォートワース、ヒューストン、オンタリオなど12空港に設置する。年末までに完成する予定だ。すでに米国内ではアトランタ、ボストン、デトロイド、ロサンゼルス、ニューヨークなど20空港でサービスを開始している。いずれも、DLの利用客の多い順に設置しており、無料で利用を可能としている。

　なお、DLでは上記の投資計画で、2013年からの国際線インターネットサービスや、2013年5月のニューヨークJFK空港でのターミナル施設の拡充、国際線用ワイドボディ機へのフルフラットベッドシートの設置、短距離国際線へのエコノミーコンフォート座席の追加などを取り組みを進めている。