愛媛県の県南部（南予）で、観光振興イベント「えひめ南予いやし博2012（いやし博）」が開催されている。4月から行われており、11月4日まで宇和島圏域の1市3町（宇和島市、松野町、鬼北町、愛南町）で「うみ・かわ・もり・ひと、楽園めぐり」をテーマに同地域ならではの様々な魅力を情報発信中だ。

　博覧会といってもパビリオンがあるのではなく、宇和島圏域の自然や景観、文化、歴史、人の営みを体験や食を通して知ってもらうのがねらい。

　愛南町では9月17日まで特殊なヘルメットをかぶり、泳げない人でも気軽に海中散歩ができる「シーウォーカー」（料金は大人6千円から）、松野町では11月10日まで専門ガイドの案内とレンタル装備を使って手軽に本格的な「キャニオニング」（中学生以上、半日コース7千円、1日コース1万500円から）が体験できる。

　宇和島市の「伊達博物館」では9月7日から10月8日まで秋期特別展として伊達政宗と長男秀宗の親子の絆にスポットを当てた3部構成の展示を行う。また10月27、28日には宇和島市中心部商店街で、全国12県14団体と愛媛県内約25団体が参加する丼サミットが開かれ、南予の食の魅力をPRしていく予定。

　いやし博をお得に利用できるチケットパスも売り出し中で「伊達家ゆかりの地　めぐりパック」は宇和島城、伊達博物館、天赦園といった宇和島の三大施設がセットになって、通常1千円のところ760円で販売。

　また宇和島圏域の魅力ある施設がセットになった「にゃんよパス」の「にゃんよひとパス」は宇和島城天守閣、天赦園、伊達博物館、吉田ふれあい国安の郷、畦地梅太郎記念美術館・井関邦三郎記念館、南楽園、津島やすらぎの里、祓川温泉が利用できて通常2700円かかるところ1700円で購入できるお得なパスになっている。

　「にゃんようみパス」は宇和海海域公園、宇和海展望タワー、ゆらり内海、山出憩いの里温泉、一本松温泉あけぼの荘」が3710円かかるところ2300円で購入できる。

　いずれのパスも11月4日まで利用可能で、パスの購入は日本旅行、JR四国ワープ支店、フジトラベル、道の駅きやさいや広場、道の駅みま、愛南町観光協会などで。詳細は電話0895－20－1848へ。

情報提供：トラベルニュース社