エミレーツ航空、機内エンターテイメントを刷新
エミレーツ航空(EK)はパナソニック・アビオニクスが開発した新しい操作画面を導入し、機内エンターテイメントシステムの操作の簡易化をはかる。今回導入する操作画面はEK専用のシステムで、エンターテイメントのチャンネルや作品リストをスクロールや指で画面に触れることで操作できるようになる。
さらに、SMSや電子メールを送信でき、飛行機の現在位置を示す地図や、機体外部に取り付けられたカメラからの映像、BBCのライブテキストニュースも閲覧できる。新画面はエアバスA380型機に随時導入され、2013年にはボーイングB777型機の多数に導入される予定だ。
EKでは機内製品の改良に大規模な投資を実施してきており、今後数ヶ月間でも、機内設備その他をアップグレードする予定。5月には今後受領するA380型機に加え、新しいB777型機の全搭乗クラスに大型ビデオ画面を導入。ファーストクラスとビジネスクラスの座席には、高度化した座席電話と新しいリモートコントローラーを導入する計画だ。
また、2011年からA380型機に導入を開始したWi-Fi接続サービスは、現在18機が導入済み。残りの機材にも2012年内に導入する予定だ。これにより、2012年7月以降に納品されるA380型機には、Wi-Fi接続、携帯電話、データサービスが装備されることになるという。