インドのキングフィッシャー航空（IT）とワンワールドはこのほど、ITが2012年2月10日にワンワールドに正式加盟することで合意した。2010年度末現在の数値で、ITは64機の航空機でインド国内外の54地点に1日約260便を運航。社員数は約7500人で、年間約1200万人の旅客を輸送している。

　ITは国際線を2008年から就航しており、デリーやムンバイ、バンガロールのハブ空港からバンコク、香港、ロンドン、シンガポールなどワンワールドのハブ空港にも路線を設定。ITの加盟により、ワンワールドの路線網は約150ヶ国約800地点となり、機材は約2250機、1日あたりの運航便数は約8500便、旅客数は年間約3億500万人の規模に拡大するという。

　なお、ITの加盟はもともと2010年2月に基本合意しており、2011年中の正式加盟を見込んでいた。ワンワールドでは現在、マレーシア航空（MH）とエアベルリン（AB）も正式加盟を準備中だ。