日本とカナダの航空当局間協議が9月13日から14日の日程でバンクーバーで開催される。今回の協議は、成田の発着枠27万回への容量拡大をふまえた二国間の航空自由化と、首都圏空港以外の以遠地点への輸送自由化について話し合われる予定だ。

　国土交通省航空局によると、2010年12月から東アジア・ASEAN諸国を中心に、首都圏空港を含むオープンスカイの実現に向け、各国と航空交渉を実施してきたが、当該地域との交渉がおおむね終了。カナダは、対象地域以外の国のなかでは一番の重要国として位置づけていることから、対象地域以外の最初の国としてカナダと協議を開催するという。

　なお、日本／カナダ間は2011年夏スケジュール現在、日本航空（JL）がアメリカン航空（AA）とのコードシェアで成田／バンクーバーを週7便、エア・カナダ（AC）が全日空（NH）とのコードシェアで成田／バンクーバーを週7便、成田／トロントを週7便、成田／カルガリーを週3便で運航している。