第3種コンフオートが破産、環境変化と競合で売上減少−消費者への弁済なし
東京商工リサーチによると、第3種旅行会社のコンフオート(東京都)が3月24日、東京地裁に破産申請し、3月30日に破産手続開始決定を受けた。負債額は1億7000万円。同社は1991年4月の設立で、資本金は2000万円。法人営業を中心にインターネットで個人客向けの販売も実施しており、ピーク時の2003年には年約5億円の売上があった。しかし、業界を取り巻く環境変化と同業他社との競合で売り上げは減少し、2010年3月期は年商2億3914万円。破産管財人の脇谷秀夫弁護士によると、実質赤字の採算が続き、2010年7月にはほぼ倒産状態であったという。
なお、破産申し立て時には旅行者への手配は完了しており、債権者は従業員や業者間取引、金融機関などとなっている。
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