日本政府観光局（JNTO）は2012年と2015年に開催される1000名以上規模の国際の誘致に成功した。開催されるのは、2012年6月に京都で開催される「国際大ダム会議」の第80回年次例会と第24回大会と、2015年8月に横浜で開催される「第24回国際冷凍会議」。国際大ダム会議大会は1200名、国際冷凍会議は1000名の参加者数が見込まれ、いずれも日本で初開催となる。

　国際大ダム会議とは、世界90ヶ国加盟するダム関連の国際機関で、3年ごとに世界大会を開催している。また、国際冷凍学会は世界61ヶ国が加盟する冷凍空調に関する国際機関で、4年ごとに総会を開催している。誘致を成功した理由についてJNTOでは、キーパーソンの日本招請や国土交通大臣の招請状を各国に送付するなど、国や地方自治体、関連団体などと一体となって誘致に取り組んだこと、会議場や宿泊施設、観光的な魅力などの開催地としてふさわしい利便性と安全性が評価されたとしている。

　このほかJNTOでは今年度、2013年に大阪で開催される2000名規模の「IEEE国際生体医工学会議」、東京で開催される3000名規模の「高度道路交通システム（ITS）世界会議」の誘致にも成功している。