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フィリピン観光協議会、セブで現地団体と合同会議−関空線活用など話し合い

  • 2008年11月20日
 フィリピン観光協議会(JPTC)はこのほど、セブ島でフィリピンの現地旅行関係団体と合同ミーティングを開催し、課題や今後の方針について話し合った。参加団体はJPTCのほか、フィリピン観光協議会西日本(JPTC WEST)、日本人旅行業協会(JATIC)、マニラ・ツーリズム・アライアンス(MTA)、フィリピン観光省(DOT)で、参加者数は約60名。

 日本側からは現在の客層は女性のシェアが高まり、若年層の女性を中心とした観光プロモーションを展開していることを説明。先ごろに女性誌などを対象に実施したメディア向けファムツアーを取り扱ったテレビ番組を紹介したほか、イメージキャラクターの「ハローキティ」を使用したキャンペーンについて説明した。課題としては、メディアファムのフォローアップが足りていない点や、オペレーター側は「青い海、健康、癒し」など、新しいイメージに沿った手配をするための知識が不足している点などが挙げられた。

 このほか、JATICからは、2009年のアクションプランとして12項目が提示された。たとえば、フィリピン航空(PR)が10月26日に復便した関空/セブ線の活用をはじめ、MICE、教育旅行、マウンテンリゾート、エコ・ツーリズム/ボランティアツーリズム、セブ・ウェディング、ボホールとの組み合わせなど。土産品などの質の向上や観光スポットの再開発、ツアーガイドの教育、オプショナルツアーの混載による低価格化、大手クレジットカード会社へのアプローチなども進める。特にPRの関空線については、関西圏の旅行会社を対象にした FAMツアーの実施などにより利用を促進する。JATICでは、こうした取り組みにより、2009年に日本人訪問者数の前年比12%増を達成したい考えという。