日本人のタックス・リファンド、3割が払戻できず−旅行準備段階での認知を

  • 2008年11月13日
 グローバル・リファンド・ジャパンによると、今年1月から6月にリファンド・チェック(リファンド申請書)を受け取りながら、何らかの理由で払戻がされなかった日本人旅行者が、リファンド・チェック発行総数の3割に及ぶという。これは、グローバル・リファンド加盟店で買物をした日本人のリファンド状況の調査により、明らかになったもの。

 これを受け同社では、8月中旬から10月末までに成田国際空港と関西国際空港のグローバル・リファンド・カウンター、および日本のグローバル・リファンド・オフィスに申請し、払戻しが受けられなかった旅行者217名に調査を実施。その結果、出国税関でリファンド・スタンプを受けていなかった旅行者が77%、さらに免税ショッピングの仕組みを知らなかった旅行者が52%いることが分かった。

 また、リファンド・スタンプを受けた23%のうち、現地で投函された書類がグローバル・リファンドに届かなかったケースが84%、書類の不備による手続き不能が16%であったという。払戻を受けられなかった旅行者の約8割が個人旅行であることから、グローバル・リファンド・ジャパンではタックス・フリー・ショッピングの認知を徹底していくことが解決に向けた重要課題と認識。今後、手順のノウハウを旅行の準備段階で伝えられるよう、旅行関連サイトに対して積極的な情報提供をしていく考えだ。