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モナコ政観、日本事務所を再開、2013年までに渡航者を倍増へ

  • 2008年11月6日
 モナコ政府観光会議局は、日本における観光局業務をアビアレップス・マーケティング・ガーデン社に委託し、10月1日付けで業務を開始した。これにともない、同局総局長ミシェル・ブキエ氏が来日、日本人渡航者数を2013年までに6000人から1万2000人へ倍増する計画を明らかにした。

 具体的には、2009年から2013年の5年間に300のアクションプランを計画。特に(1)環境に配慮した持続可能な開発、(2)ビジネス客に加え、冬場の観光客と富裕層の獲得、(3)ロシアバレエ100年祭、ツール・ド・フランスなどイベントの開催、(4)旅行関係者の再教育や日本語資料の作成、日本語ウェブサイトの開設など質の向上を通して、渡航者数の増加をはかる。特に富裕層にはブティックの貸し切り、ジョエル・ロブションやアラン・デュカスなどの有名シェフによる食事、高級車モーターショーの舞台裏への招待など、さまざまなプランを企画する。

 日本からのモナコ訪問者のうち、昨年はその半数がMICEでの旅行者。さらに、そのほとんどがインセンティブ旅行であるという。日本事務所再開を機にピーアールを強化する考えで、ブキエ氏は「施設など受け入れ体制の充実に加え、日本とモナコはセキュリティ、クオリティ、清潔さ、洗練された嗜好、を重視する点で共通している。現在、経済危機から世界的に旅行者数は減少傾向にあるが、モナコへの旅行者には影響が少ないだろう」と述べ、日本人渡航者の倍増計画達成への意気込みを示した。