アマデウス、オンライン予約サイト構築と業界用ウェブ予約の製品を提供

  • 2008年9月25日
 アマデウス・ジャパンは、旅行会社を対象とした製品の提供を開始する。「アマデウス・トラベル・スコープ」は消費者向けのオンライン予約サイト構築を支援する製品で、日本独自のもの。旅行会社が運営するホームページとアマデウスのGDSを連動させ、ホームページ上でアマデウスの豊富な旅行コンテンツを提供でき、画面デザインやコンテンツは各企業の要望にあわせてカスタマイズできる。インターネットでの旅行商品の購買行動が盛んになりつつあり、システム構築の費用や技術作業を軽減し、手軽にオンライン予約サイトの立ち上げを支援する。モニター価格を12月末までの期間限定で設定しており、導入キャンペーンを展開し、販売を強化する。

 また、10月から「アマデウス・セリングプラットフォーム・バージョン3.2」の提供を開始する。これはウェブブラウザに対応した旅行予約・発券の最新版で、業界向けの製品。航空券、ホテル、レンタカーの予約・発券業務を単一のシステムで包括的にサポートする。従来のバージョン2.3に新たに追加した「アマデウス・ホテルズプラス」は、ホテルの所在地をマイクロソフトの検索サービス「Live Search」の地図情報と連動し、周辺の行楽地やレストランなどの施設を参照し、旅行者のニーズにあわせたホテルの選択ができる。また、サインインするページデザインをリニューアルし、6つのワークエリアに同時にサインインできるようにした。さらに、グラフィック・ユーザー・インターフェース(GUI)を利用したグループPNRの座席リクエストへの対応や、オーストラリアビザ(ETAS)の申請など利便性の向上をはかっている。