旅行好きの夏休みの過ごし方、海外旅行は36%−燃油で取り止めは約15%

  • 2008年9月24日
 フォートラベルがこのほどサイト利用者を対象に実施したアンケート調査で、回答者の40%が海外旅行を検討し、36%が実際に旅行をしたという。国内旅行は27%が計画、26%が実行していた。フォートラベルは会員が投稿するクチコミによる旅行情報を提供しており、回答者の多くは旅行を検討、あるいは旅行後のクチコミを投稿するといった旅行意欲の高い層。直近1年間での海外旅行の回数は1回が28.3%、2回以上は45.6%で、全体の73.9%が1回以上の海外旅行経験者だ。

 アンケートでは「旅行好き」の層が、旅行を検討しつつ取り止めた理由も聞いている。最も多かった回答は「休みが少なかった」、および「その他」の17.0%で、「特に理由はない」の16.0%、「燃油サーチャージ高騰の影響で予算とあわなかった」と「同行者との日程が合わなくなった」が14.9%となり、燃油サーチャージ高騰の影響は突出してはいない。

 阻害要因で最多の「休みが少なかった」について、7月から9月にかけて取得した最も長い休暇日数に関する回答は、5日間が17.5%、9日間が14.4%、3日間が12.4%、10日間が11.7%となった。実際に旅行に出かけた人と出かけなかった人で分けると、出かけた人は5日間が17.7%、9日間が17.5%、10日間が13.3%と、全体とほぼ同様の傾向を示した。一方、出かけなかった人では、3日間が23.2%、5日間が16.9%、10日間が8.7%となっており、休暇日数の短さが旅行をしなかった要因となっている。旅行に出かけた人の平均休暇日数は8.8日間であったのに対し、出かけなかった人では6.9日間となった。

 実際に旅行をした回答者の予約時期は、海外旅行では出発日の2ヶ月前が33%、国内旅行は1ヶ月前が61%で最多であった。海外旅行で1ヶ月前に予約する回答者は26%で、3ヶ月前も17%であった。1人あたりの旅行費用は、海外旅行は平均21万3000円、国内は5万8000円となった。海外旅行で多かったのは、10万円台が19.6%、15万円台が16.1%、20万円台が14.3%であったが、50万円以上の回答が7.6%あり、平均費用を引き上げた。

 調査は8月25日から9月19日にかけて実施。有効回答数は651件で、男性が44%。年齢では、20代が15%、30代が33%、40代が28%、50代が12%、60代が6%となっている。