ジェイティービー常務取締役の志賀典人氏は、アメリカン・インターナショナル・グループ（AIG）とJTB、およびJTBトラベランドのJTBグループがそれぞれ50％を出資する合弁会社であるジェイアイ傷害火災保険について、「経営的に問題ない」とコメントした。AIGについては、米連邦準備制度理事会（FRB）とニューヨーク連邦準備銀行が融資することが報道されているが、「期間は2年間と聞いており、その間は動向を注視したい」とも語っている。志賀氏によると、ジェイアイの資金繰りはAIGを利用しておらず、今回のAIGにまつわる経営問題に影響を受ける恐れはないという。

　なお、ジェイアイはサイト上で「当社は独立した日本法人（株式会社）であり、堅調な事業運営をしてきており、経営上特段の問題点はありません」とコメントを発表。保険金の支払いについても万全を期している旨を掲載している。