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中国桂林市旅游局、プロモーション団が初来日し日本市場を重視

  • 2008年8月22日
 中国桂林市旅游局は8月21日、空港や4ツ星ホテルの唐人街酒店などを含む8名のプロモーション代表団とともに観光説明会を開催、旅行業関係者約40名が集まった。桂林は漓江下りや龍勝棚田などの自然景観が豊富で、最近はサイクリングや岩登り、熱気球などのレジャーが人気だという。一方で、杭州や上海から1時間ほどの距離に位置し乗継が便利なことや、国際会議を開催できるホテルが約10軒、星付きのホテルが70軒以上あることから、ビジネス需要にも期待できる。昨年の日本人訪問者数は10万8200人で、外国籍の訪問者数128万人のうち約10分の1を占め1位となった。

 中国桂林市旅游局副局長の何明華氏は、「プロモーション団と一緒に来日するのは初めてで日本市場を重視している証拠」と意気込む一方で、桂林では地震の影響がないとしながらも「食の問題もあり、今年(の日本人訪問者数)は昨年の7割程度になるだろう。上半期は3割減少した」と、昨年まで上昇傾向にあった訪問者数の減少を見込んだ。また、「東京/桂林に直行便を就航させたい」と話し、今後も日本市場を重視する姿勢を見せた。さらに、桂林市政府は同観光局に対して1200万元(約1900万円)の予算をあてており、このほか旅行関連企業からのプロモーション費用とあわせて広報宣伝などを展開していく。


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