ウィラー・トラベル、安全運行協議会を開催、突発的危機もマニュアル化

  • 2008年7月31日
 ウィラー・トラベルは7月28日、ツアーバスの「ウィラー・エクスプレス」の運行バス会社の代表者と、第3回「安全運行協議会」を開催した。これは、運行業務において安全に対する意識の徹底や安全チェックの仕組みづくりなどを協議するもの。今回は、先ごろに発生した地震やバスジャックなどの災害、事件を踏まえ、突発的な案件にも緊急対応できるマニュアルの策定を決定。また、今年発生したバス事故の事例を取り上げ、事故原因と対応を検証し、事故事例や車両不良情報など早めの共有、シートベルト着用といった法令順守などが必要であると再確認した。

 特に、バスジャックに対する体制では、日本バス協会が策定した「バスジャック対策の再徹底について」の通達内容を実施することを確認。具体的には、運行中の車内で発生した場合には、犯人に気付かれない緊急の通信手段を整備し、乗車地で不審者を発見した場合には、警察に連絡して荷物チェックを依頼することとした。


▽関連記事
高速ツアーバス業界の発展めざし協議会設立へ−実態把握と課題解決を(2008/06/27)