関空、08年夏の国際線旅客数は7%減−北米とオセアニアが好調

  • 2008年7月16日
 関西国際空港によると、2008年7月18日から8月17日までの国際線旅客数は、前年比7%減の95万6800人となる見込みだ。出発旅客数は7%減の48万9500人、到着旅客数は7%減の46万7300人の予想。出発の第1ピークは7月19日の土曜日で1万9000人、第2ピークは8月9日の1万8700人、第3ピークは8月13日の1万8200人。一方、到着の第1ピークは8月16日の1万9700人、第2ピークは7月21日の1万9500人、第3ピークは8月17日の1万9100人となる見込みだ。

 方面別では、香港を5.3%増の4万1500人としたほか、フィリピン・タイが5.4%増の3万3000人、オセアニアが24.8%増の1万8100人とするなど好調。エバー航空(BR)が就航したロサンゼルス線の効果もあり、北米も6.4%増の2万8300人とした。ヨーロッパも1.7%増の4万7900人としおり、長距離路線でも大きな減少は見られなさそうだ。一方、最も旅客数の多い方面は韓国の9万3200人(0.5%減)で、昨年1位の中国は26.3%減の7万6100人と大幅に減少する予想だ。その他、方面別の詳細は下記を参照のこと。


▽関空、国際線出発旅客数予想
方面/旅客数/構成比/前年比
韓国/9万3200人/19.0%/0.5%減
中国/7万6100人/15.5%/26.3%減
香港/4万1500人/8.5%/5.3%増
台湾/3万4500人/7.0%/14.8%減
フィリピン・タイ/3万3000人/6.7%/5.4%増
東南アジア/4万7500人/9.7%/1.5%減
北米/2万8300人/5.8%/6.4%増
ハワイ/2万4100人/4.9%/21.5%減
グアム・サイパン/1万8900人/3.9%/24.7%減
オセアニア/1万8100人/3.7%/24.8%増
ヨーロッパ/4万7900人/9.8%/1.7%増
その他/2万6400人/5.4%/0.8%増
合計/48万9500人/100.0%/7.0%減