成田空港、「エコ・エアポート」推進で新空調設備など実験開始

  • 2008年6月30日
 成田空港は、環境負荷の低い空港「エコ・エアポート」をめざす取り組みの一環で、7月から新しい空調設備などの実証実験を開始する。空調設備は「ドライミスト」といい、人工的に霧を発生させ、水が液体から気体に変わる際に周囲から熱を奪う性質を利用して冷却するシステムで、省エネ効果が見込める。第1旅客ターミナルと第1駐車場を連絡する通路に設置し、気象条件による運転状況などのデータを分析するほか、利用者へのアンケート調査も実施する。

 また、7月7日から9日には環境省が提唱する活動に賛同し、ライトダウンキャンペーンを実施。20時から22時の間、ネオンサインや看板などうち、安全上に必要なものと利用者への案内表示を除いて消灯する。さらに、空港内の太陽光発電で走る新型の電気自動車の実証実験も予定しており、CO2排出量ゼロで自動車を運用するシステムの導入をめざす。