ダブリン、世界最古の現代美術館誕生100周年展開催 (6〜9月)

  • 2008年6月25日
ダブリン市内パーネル・スクエアにある「ヒュー・レーン・アートギャラリー」では、誕生100周年を記念し、本年6月26日〜9月28日の約3ヵ月間「ヒュー・レーン100年」展を開催いたします。

これは、2008年の一年を通じて行われる100周年を記念する様々な展覧会のうちの一つですが、100年祭のハイライト展覧会となり、6月26日にはメアリー・マッカリース アイルランド大統領による開催宣言セレモニーも開かれます。

ヒュー・レーン・アートギャラリーは、アイルランド南部コーク生まれのヒュー・パーシー・レーン卿によって、1908年ダブリン市営現代美術館として開館した世界で一番古い公の現代美術館です。

今回の展覧会では、これまでダブリンとロンドンの2箇所で展示されていた、レーン卿が所有していたモネやドガ、ルノワールなどの作品を含むフランス印象派の絵画39点が一同にヒュー・レーンにて鑑賞出来ます。

レーン卿はアイルランドのビジュアル・アートに多大な貢献をした人物として知られており、今回の印象派絵画39点が一度に鑑賞出来るのは大変画期的な事です。

これは当初すべてのコレクションをダブリンに贈る予定だったものが、レーン卿が1915年のルシタニア号事件で不慮の死を遂げた後、補足遺言書やサインのない遺言書の出現によりその展示場所について長いあいだ物議を醸していたもので、これまではレーン卿のコレクションはダブリンの「ヒュー・レーン・アートギャラリー」と「ロンドン国立美術館」の2箇所にて半分づつ5年ごとに交換して展示されていました。

ヒュー・レーン・アートギャラリーでは絵画から彫刻、ステンドグラスなど2000点におよぶ作品の常設展示があり、アイルランドで最も有名といわれている、ジャック・B・イエーツの作品も展示しています。


※詳細はこちら
* ヒュー・レーン・アートギャラリー (Dublin City Gallery The Hugh Lane)
 URL http://www.hughlane.ie/ (英語)



情報提供:アイルランド政府観光庁、日本海外ツアーオペレーター協会