カカクコム調査、夏のボーナス支給額は40代までは減少、旅行に使うのは12.9%

  • 2008年6月10日
 カカクコムが運営する「価格.com」は先ごろ、利用者を対象に夏のボーナスについての調査を実施した。支給予想額の平均は58.3万円と前年とほぼ同じ結果となったが、年代別で見ると30代から40代を中心にやや減少となった。年代別では、20代は前年から1万2000円減少の37万円、30代は5万8000円減少の48万2000円、40代は3万5000円減少の66万4000円との予想だが、一方50代は1000円増加の77万5000円、60歳以上は2万9000円増加の55万8000円と増加傾向にあり、全体では横ばいとなった。

 支給額では30万円以上50万円未満が最も多く16.0%、次いで50万円以上70万円未満が13.5%、10万円以上30万円未満が12.8%であった。また、「ボーナスはない」と回答した人は10.3%増の31.1%にのぼり、フリーターや主婦など正規雇用ではない層の増加が影響したと思われる。さらに「自由に使えるお金が減っている」と感じている人は74.1%に達し、使い道については貯金が44.7%と例年通り最も多い回答となった。その後商品購入が21.4%、旅行・外出が12.9%となった。貯金の理由は「今後の生活費の補填のため」が58.2%と2番目に多かった「大きな買い物をするため」の28.9%を大きく引き離した。生活に必要な資金の増加が浮き彫りとなった。

 調査は5月15日から21日まで、3244名を対象に実施。そのうち男性は84.3%、女性15.7%であった。