マスターカード、大竹しのぶさん起用の新CM、テーマは団塊世代の海外旅行

  • 2008年5月27日
 マスターカード・ワールドワイドは5月31日から、新テレビコマーシャル「プライスレス、ローマの平日」篇を放映する。女優の大竹しのぶさんと俳優の清水昭博さんを起用し、子どもが巣立った後の夫婦がローマを訪れ、第二の人生の幕が上がる瞬間を「お金で買えない価値」として伝える。大竹さんは2006年にも、「ジャズクラブ」篇で母と娘の大人同士の旅をテーマにした作品に出演しており、2度目の出演となる。

 「プライスレス・キャンペーン」は97年にアメリカで開始し、現在は世界110ヶ国、51ヶ国語で展開。消費者動向の調査の結果、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさが求められていると考え、時間、自由などの「本当に大切なもの」に根ざした体験をコンセプトとする。在日代表ダグラス・W・ロレンツ氏は5月26日の制作発表会で、日本での展開が今年で10年目となる「プライスレス・キャンペーン」について、「99年当初、日本で展開するにあたり、そのまま外来語として使用した「プライスレス」という言葉が、現在ではもう日本の単語として認識されていることを誇りに感じている。」と述べた。日本では独自にコマーシャル制作をしており、この数年、国際ブランドのカードとして海外旅行での利用を促進に取組んでいる。今後もお金で買えない体験として海外旅行をテーマに需要を喚起する考え。