JATA石山氏、新IT運賃の導入に向け「6月にめど」−各社の交渉に期待

  • 2008年5月15日
 日本旅行業協会(JATA)燃油サーチャージ問題対策チーム(FSCチーム)リーダーの石山醇氏は、航空会社への要望書の回答について、「6月にはめどをたてたい」とコメントしている。要望書では、燃油サーチャージに関する問題解決に向け、新たなIT運賃を来年の上期商品での導入をめざしている。6月は、旅行会社の商品造成やパンフレット作成時期に間に合わせる時期としてのめやすだ。

 要望書には、「回答が欲しいという記載はない。ただし、5月中には(旅行会社から)航空会社へ打診する必要があるだろう」とも述べ、旅行会社からのアクションが必要との考えだ。また、航空会社が足並みを揃えて一本化に至ることは難しいとの見解を示しつつ、「個々に交渉が始まれば状況把握のため、旅行会社の意見を集約する必要がある」とし、旅行会社は航空会社との仕入れ交渉では「各社がポリシーを持って活躍してほしい」とも語った。


▽関連記事
JATA、09年上期商品で“新IT運賃”を−燃油サーチャージで航空会社に要望書 (2008/5/12)

JATA石山氏、サーチャージ込IT運賃は5月にもめどを (2008/04/17)