アマデウスはこのほど、ルフトハンザ・ドイツ航空（ＬＨ）の航空予約・顧客管理システムを、次世代型管理ソリューション「Amadeus Altea ITプラットフォーム」に移行、稼動した。このシステムはアマデウスとスターアライアンスが共同開発したもので、加盟航空会社が共通して稼動することを前提としたもの。このシステムへの移行はLHが初となり、販売管理と搭乗管理をひとつのプラットフォームに統合することで、在庫、運賃、遅延や欠航による宿泊手配の有無など、管理が容易になる。

　旧システムからの移行は、航空業界では事例が少ないSOA（サービス指向アーキテクチャー）というシステム構築の設計手法に基づいたアマデウスの商品群を採用。事前の準備により、利用するうえで支障はなかったという。アマデウスは他のスターアライアンス加盟航空会社の導入、移行計画を立てる際には、LHの例を活かす考え。すでにユナイテッド航空（UA）やオーストリア航空（OS）など複数社が移行を発表しており、順次、導入する予定だ。


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