DFS、今夏にマカオに進出へ−コンセプトは「ラグジュアリー」で新たな取り組み

  • 2008年3月5日
 DFSは今年夏、「DFSギャラリア・マカオinフォーシーズンズホテル」を開業することにあわせ、概要を説明した。DFSグループ日本/韓国社長兼DFSアジアグループセールス&マーケティング副社長の小川光永氏は「これまで(のDFS)とは違うラグジュアリー・ショッピングというコンセプトを導入した」と話し、高級ホテルの開業が続々と進む中で、11万平方メートル、野球場では1つが入るほどの広さを確保している。この中を19のラグジュアリーブランドが集まるブティックワールドをはじめ、ビューティーワールド、ウォッチ&ジュエリーワールドなどで構成。各店舗には商品知識や顧客対応において、訓練を積んだスタッフが迎え、快適なショッピングの時間を過ごしてもらえると強調。また、小川氏は「銀座に出展する各ブランドも入居するが、銀座での品揃えと比べ、よりラグジュアリーを意識した品揃えになる」とDFSマカオでのショッピングのメリットをアピールする。さらに、DFSとしても「デスティネーションを訪れた人の全てに訪れてもらうというより、ラグジュアリーな空間で、ゆっくりと高い商品知識のあるスタッフと買い物をしていただき、購入金額も他のDFSと比べて単価が高くなる」との期待も示した。

 マカオ観光局日本代表の榊原史博氏は「DFSの開業で、これまでのマカオの滞在からショッピングが大きく拡充される」とし、増え続けるマカオへの訪問者に対し、新しい魅力を提供できる可能性に期待感をあらわした。


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