モナコ、インセンティブ旅行が好調で日本人の34%のシェア、今年40%を見込む

  • 2006年5月17日
 モナコ政府観光会議局は、インセンティブ旅行の需要増加を目的に法人向け営業に注力する旅行会社へのプロモーションを積極的に展開する。オーガナイザーへの働き掛けも同時進行しており、日本市場で好調なインセンティブ旅行の拡大を目指す。日本からモナコへの訪問者全体の約30%がインセンティブの旅行者。2005年は4%ポイント増となり、日本人訪問者全体34%にまでシェアが高まり、今年についても現在の動向、今後の予測ともに好調なことから、40%にまでシェアが伸びると見込んでいる。

 ただ、近年はインセンティブ旅行でモナコを訪れる企業の業種が多様化する傾向にある。これまで主力であった化粧品会社に加え、自動車関係会社、建設会社などの訪問実績も増えてきた。このほか、高級ディスティネーションのイメージが強いことから、毎年ではなく会社の創立記念事業で訪れる企業も増加。グループの規模は小さいものの、最高級のインセンティブ旅行をアレンジするケースも増えているという。


 モナコではスパが続々とオープンし、高級リゾートとしての魅力が増している。モナコ政府観光会議局はモダンでラグジュアリー、高い晴天率、安全性、ホテルやレストランの質の高さなどの特徴を打ち出し、インセンティブを中心とする日本人訪問者数全体の拡大を目指す。