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オーストリア・チロル、ロングステイや現地の人との交流プログラムを促進

  • 2006年3月2日
 オーストリアのチロル州は2006年、体験型の旅行を促進する目的でロングステイや現地の人々との交流プログラムを本格的に開始する。ロングステイプログラムは在日オーストリア大使館商務部と共に展開する。チロルでのロングステイの特徴は、自然や文化体験プログラムの充実、日本と姉妹都市関係をもつ街や村があり、親日的で素朴なチロル人との交流ができるなど、チロルの魅力を存分にあじわえること。また、多彩なバラエティをもつ宿泊施設が揃い、治安が良く、アクセス利便性が高いほか、英語が通じるなど、日本人が滞在しやすいインフラが整っている。さらに、24時間体制の日本語アシスタントサービスを設けており、トラブルが発生した時のサポート体制を備えることから、日本人誘致に本腰を入れる。
 交流プログラムは、現地の人々とのコンサートの開催やサッカーを通じて、日本とチロルの若年層の団体、グループ単位での交流促進を図る。さらに、オーストリアの文部省が認定し、世界ダンス連盟チェアマンが教えるという昨年から開始した社交ダンス体験プログラムは20代、30代の女性を中心に人気が高いことから、さらにアピールしていく考えだ。

 チロル州観光局によると1998年当時、チロルをモノで取り扱う旅行会社はなかったものの、2006年2月現在では、21社までに増加。商品の内容は5割が熟年層やアルプス地方のリピーターをターゲットにする自然、体験、ハイキング・トレッキングの素材で、残り4割がチロル州に残るハプスブルクの遺産を巡る旅など、様々な文化、歴史を体験するプログラムなど。なお、チロル州観光局は今後も、多数の体験型素材の新商品を発表していく予定だ。