タヒチ観光局、歴史・文化を打ち出しキャンペーンを展開

  • 2006年2月28日
 タヒチ観光局は今年、ボラボラ島に代表される美しい海の魅力に加え、タヒチの歴史や文化などの奥深さを打ち出す。これは2月27日、東京で開催された「タヒチ・キックオフパーティー2006」でタヒチ観光局日本支局代表の森啓三郎氏が「ボンジュール・タヒチ・キャンペーン」として発表したもの。ターゲットは主力のハネムーナー、カップルに加え、アクティブ・シニア、富裕層、ダイバーを代表としたアクティビティグループ、ファミリー、リピーターを視野に入れる。森氏は「キャンペーンを通じて旅行業界との連携を一層深めたい」と語り、旅行商品販売スペシャリスト養成を目的に行うプログラムで、既に約100名が登録する「ティアレ・タヒチ・エージェント」をはじめ、店頭用のポップの作成・配布など、様々なプロモーションを通して、関係強化に努める。
 メディア展開は、雑誌のタヒチ特集で広告掲載し、ボラボラの水上コテージのイメージだけに留まらないタヒチの奥深い魅力をターゲット層へ周知していく。

 また、タヒチの名産である黒真珠に注目。エア・タヒチ・ヌイ(TN)と日本黒蝶真珠輸入協議会とタイアップして、結婚30周年は「真珠婚」と呼ばれることから「タヒチで祝う真珠婚」をテーマにCMを制作。主要映画館やテレビで放映し、アピールする。

 エア・タヒチ・ヌイ(TN)は「ボンジュール・タヒチ・キャンペーン」の一環で3月1日から、TNのオフィシャル・ブログを立ち上げる。このブログ開設を記念して3月1日から4月30日まで、タヒチへの招待キャンペーンを展開。タヒチに関連する5つのクイズの正解者の中から抽選で10組20名にタヒチ島、ボラボラ島、モーレア島旅行をプレゼントする。さらに、駅貼り、雑誌広告のキャンペーンも実施。新たに「緑」、「水」、「山」をイメージするビジュアルを制作。緑がハネムーン、水がOL、山がシニア層に向けたビジュアルで、例えば働く女性がターゲットの雑誌では、水のビジュアルを用いて、イメージの浸透を目指す。