オレゴン州とオーランド、ゴルフをテーマとしたツアー企画を促す

  • 2006年2月27日
 オレゴン州観光局とオーランド観光局は24日から26日まで、東京ビッグサイトで開催された「ジャパン・ゴルフUSAパビリオン」に出展した。24日に会場内で開かれた旅行業界関係者に向けたセミナーでは、それぞれの地域の特色を活かしたゴルフ場や観光素材を紹介し、ツアー企画のヒントを提供した。

 オーランド観光局は、ゴルフのデスティネーションであるオーランドの強みについて、温暖な気候、オーランド近郊から平均20分ほどのアクセスが良い場所に168のゴルフコースが点在すること、各ゴルフ場の設備の充実度、バラエティに富んだ宿泊施設を紹介。日本事務所日本代表の山崎美奈子氏は、「小グループから大型の団体を受け入れることができ、初心者からプロまでが満喫できる。プレー・フィーが全体的に他地域と比べて約3分の1から2分の1ほどと値ごろ感があるのも魅力」とアピール。さらに、「今後は中高年層の男性に加え、宮里藍選手の活躍でゴルフに関心をもちはじめた若年層、特に女性層に向けて、ゴルフにディズニーリゾートやスパ、ショッピングなどの素材をプラスして、『ゴルフリゾート』として打ち出していきたい」と語り、新たなマーケットの創出に意欲を見せた。

 ポートランド・オレゴン観光協会国際観光部長のジェフリー・M・ハマリー氏は、「海、峡谷、山、などで隔てられた各地はそれぞれが異なる魅力を持ち合わせており、この大自然の中でゴルフを楽しめるのがオレゴンの魅力」と特徴を説明。オレゴン州には、太平洋に面したオレゴンコースト、海岸沿いの山地とカスケード山脈と狭間にある峡谷地域、高地砂漠地帯、砂漠地帯の4地域の特色ある地形に、105以上のゴルフ場が存在。好みに応じたコース選択が可能だ。
 また、ゴルフに加え、このエリアならではのパシフィック・ノース・ウェスト料理、上質のオレゴン・ワインなど、豊かな食文化をもつことから、オレゴンの人々が尊重するスローライフの体験もオレゴンの魅力の一つとして紹介した。