フィジー政観、ワークショップを開催、日本での活発な活動を今後も継続

  • 2006年2月16日
 フィジー政府観光局は2月15日、東京でワークショップを開催、現地からホテル、ウェディング会社、オペレーター合計14社が出展し旅行会社に最新情報を提供した。フィジー政府観光局は、エア・パシフィック航空(FJ)と共同で2月15日から東京の地下鉄でトレイン・ジャックを実施したほか、1月末にはソフィテル・フィジー・リゾート&スパの開業と現地紹介のために15年振りとなる旅行会社対象の大型研修旅行「フィジー・ジャンボリー」を行うなど、活発な動きを見せている。フィジー政府観光局日本支局長の川端郁代氏は、「間違いなく伸びていくデスティネーション。旅行会社へのプロモーションを軸に、消費者までフィジーの魅力を伝えたい」とコメント。「フィジー側も日本を重要マーケットと捉えている」と述べ、旅行会社やメディア向けのファムツアーを今後も予定するなど、日本マーケットに対する積極的なサポート体制を継続する。

 FJジェネラル・マネージャー・セールス・アンド・マーケティングのクレイグ・マッカーシー氏は、「日本市場が11月、12月頃から徐々に回復傾向にある」と上向きになっている現状を強調。日本支社長の生駒民男氏は、「旅行会社へこれまで以上にサポートしていきたい。ハード面が整う強みを活かし、今後の需要回復に期待したい」と語った。


▽施設の充実で日本市場に期待

 フィジーは、ハード面の充実度が増している。ソフィテル・フィジー・リゾート&スパが開業したほか、28万平方メートルの敷地に建つ高級リゾート、ヤサワ・アイランド・リゾートは全18室をリノベーション。
 また、昨年9月にグランド・オープンしたザ・パール・サウス・パシフィックはヨーロピアン・テイストの78の客室、PGAトーナメントで使用した18ホールのゴルフ場を所有。開業から現在まで、日本人宿泊者数は全体の8%であるものの、ジェネラル・マネージャーのジョン・ラントン氏は「日本人のシェアを拡大していきたい」という。オーストラリア人のシェフがつくるオーガニック素材を用いた多種多様な料理、宿泊客1人に対して3人のスタッフ数が付くサービス体制、ビーチと川に囲まれた好立地を強調し、日本での販促活動を取り組むという。