ANAセ、海外7方面で設定、06年上期販売目標人員は7万8300人

  • 2006年2月2日
 ANAセールスはこのほど、2006年上期商品ANAハローツアー商品を7方面、全15種類設定した。ANAセールスは多様化する利用者のニーズに対応しANAセールスの企画力を全面に打ち出し、サービスを拡充した。2006年上期の販売目標人員は前年比17%増の7万8300人を目指す。
 方面別の目標は、アメリカ方面が前年比2%減の4200人、ハワイ方面が5%減の7800人、グアム方面が1%増の1万1400人、ヨーロッパ方面が20%増の1万3800人、アフリカ・中東が前年同の400人、アジアが29%増の3万200人、中国が40%増の1万500人だ。

 各方面で、個々の利用者へ配慮する企画を盛り込む。まず、ヨーロッパ方面は、29コースで参加人数を限定。一部コースでは女性限定の出発日や1人参加限定出発日を設定した。上ランクのカテゴリー「特選の旅」では、添乗経験日数が1000日以上の経験をもつ添乗員が同行するほか、リピーターからの「少人数で行くヨーロッパ」を新たに設定した。また、添乗員同行の周遊コースでは、「選べる観光プラン」や「その場で選べるディナー」プランを設けるなど、サービス、利便性の向上に務めた。
 ハワイやアメリカでは、個人型の旅行志向が強いため、個々のニーズに対応できるように各種プランを拡充した。例えば、ヨーロッパで展開していた「ぷち旅」を導入し、レンタカーとホテルをセットにした小旅行プランの販売を開始。そのほか、ホテルの延泊なしに帰国日延長プランや空港/ホテル間の送迎タイプが選べるコースを設定。アメリカ本土ではニューメキシコを巡る大自然コースなどを新設した。

 アジア方面では、他方面同様にゆとりある旅づくりに取り組んだ。例えば、全コースでホテルを指定。観光中のショッピングを廃止したほか、アジアの特定ホテルと中国の1都市滞在の全コースで空港/ホテル間を直行送迎にするなど、観光する時間を拡充した。
 中国は専用車で巡る「プライベートチャイナ」を拡充したほか、遣唐使をテーマに「遣唐使ゆかりの地長安を訪ねる」コース、シャングリラや黄果樹の滝などの新たな観光地を巡るコースを新たに加えた。

 さらに、全方面では、早期予約の割引や特典を拡充した。また、ANAマイレージクラブ会員への「ツアーマイル」の積算マイル数を従来の旅行代金ベースから、旅行先によるマイルに変更。さらに、ヨーロッパの添乗員同行コースに2年以内に再び参加した場合、2回目以降の参加時に1000ボーナスマイルをプレゼントする「リピーターマイル」を新設した。