英国、06年はフード&ドリンクを訴求、ロンドンは日本で大規模プロモ展開を予定

  • 2005年11月30日
 英国政府観光庁はこのほど、東京でセミナーを開催、「英国式幸福論。」キャンペーンの現状紹介をはじめ、地方観光局の最新情報を提供した。

 英国政府観光庁日本オフィスは「英国式幸福論。」キャンペーンで、団塊世代の主に男性、30歳から40歳代の女性をメインターゲットに設定し、展開している。英国ならではの体験を打ち出し、ゆとりあるライフスタイルを感じる旅、カントリーサイドへの旅などを紹介している。日本代表の金平京子氏によると今年4月のキャンペーン開始後、7月までに21万がキャンペーンサイトを訪問するなど好評。特にターゲットの団塊世代のアクセスが多かったという。
 また、2006年は英国のフード&ドリンクに注目したプロモーションを展開する。プロモーションの一環で、コッツウォルズ地方の著名シェフを招聘し料理の実演会をするほか、フード&ドリンクの最新情報と観光をPRするためのフード・イベントやブックレットの制作を予定する。さらに、来年はリッツ・ホテル開業200周年、英国紅茶の名門「トワイニング社」創業300周年、シェイクスピア著「マクベス」400周年などの記念の年となるほか、英国ゆかりの映画が続々と公開。英国政府観光庁は「英国式幸福論。」キャンペーンと共にアピールしていく。

 また、Visit London(ロンドン観光局)は来年1月、2月の2ヶ月間、日本向けに大規模なプロモーションを展開する。このプロモーションでは、ラッピング電車をはじめ、新聞、女性誌に新たなロンドンをイメージした広告を掲載。さらに、この一環として、ロンドン観光局は日本で、ロンドンの観光大使を設定しプロモーションの強化を図る。