スイス政観、06年は過去最高の01年レベル目指す、個人旅行の取扱い多い会社をサポート

  • 2005年11月21日
 スイス政府観光局はこのほど、東京で「イヤーエンド・パーティ」を開催、旅行会社を中心に約90名が参加した。来年はFIT需要の拡大を狙い、キャンペーンを展開。旅行会社のサポートを強化することで、過去最高を記録した2001年レベルを目標に需要拡大を図る。

----------------------------------------------------------------------

 会の冒頭、スイス政府観光局日本・韓国支局長のロジェ・ツビンデン氏は、昨年から今年にかけて、順調な推移を示す日本人需要の増加を評価。「日頃のセールスのサポートに感謝している。来年は過去最高を記録した2001年レベルである80万宿泊ナイトを目指す」考えを示した。目標達成に向け、来年はFIT需要の喚起を目的に個人旅行者の取扱いが多い旅行会社を中心にサポートする。具体的には、スイス観光局が来年、日本オフィス開設30周年のアニバーサリーを迎えることから、30周年記念ロゴを作成、旅行会社がこのロゴを利用し、記念商品を造成する等、販売協力に前向きだ。

 また、観光局によると、今年の日本人の動向として、秋の需要の伸びが大きいという。これは主力となる熟年層が、夏の繁忙期の旅行を避け、秋へ移行する傾向が現れたものと分析。さらに、冬期の閑散期の需要喚起策として、近年はクリスマス・マーケットを打ち出した商品が好調。ドイツとフランスの国境に位置するバーゼルの認知は年々、人気とともに上昇中だ。スイス国内のデスティネーションでは、モントルーやチューリッヒのクリスマス・マーケットも着々と人気を高めているという。