TCEB、タイ・インセンティブ・セミナー開催、数十名から数万人まで対応

  • 2005年8月3日
 タイ国政府コンベンション&エキシビション・ビューロー(TCEB)は東京でタイ・インセンティブ・セミナーを開催、タイでインセンティブを開催するメリットや特徴など説明した。TCEBはタイ国政府観光庁(TAT)の国際コンベンション部が独立、発展した政府直轄の独立機関で、タイへのMICE誘致、推進している。TCEBディレクター・ジェネラルのピラポン・ウースートーンワッタナ氏は、「日本は最も重要なマーケット。昨年末の津波の影響でプーケットへの訪問者が減少したが、受け入れ体制は万全だ」と語り、「タイ王国はレジャーマーケットだけではなく、ビジネス旅行の地であることも周知していきたい」とMICEマーケットの拡大に意欲を示した。

 タイで実施するMICEの特徴として、数十名から最大10万人対応のコンベンションやパーティ施設、バンケットルームなどを備える充実した宿泊施設、2006年夏に完成予定のバンコク新国際空港などハード面の利便性をアピール。また、タイで開催する魅力の一つとして、バリエーションが豊富な訪問地を挙げ、インセンティブのデスティネーションとして最も人気あるプーケット、続いてバンコク、チェンマイなど、ビーチリゾートからシティーまでの開催が可能など、グループの要望に沿った多様なアレンジができることが挙げられる。さらに、タイへの日本人訪問者は6割が男性、4割が女性と、女性が十分に楽しめるデスティネーションであること、年間約120万人の日本人訪問者のうち約50%がリピーターで多様なスタイルの個人旅行を楽しんでいることなど、タイの人気の高さを紹介。商工会議所に登録される日本企業は現在、1250社超となっており、現地の工場視察を兼ねたインセンティブツアーなどを提案した。質疑応答では、インセンティブのオーガナイザーから、「ユニークなパーティを開催したい」との声に対し、「ホテルのテーマパーティを基準として、多数あるオプショナルを加えることでオリジナルパーティを手軽に作ることができる」と紹介した。