求人情報

IATA、年次総会を開催、各国政府に費用対効果を迫る、eチケ促進も

  • 2008年5月30日
 国際航空運送協会(IATA)年次総会がこのほど開催され、事務総長のジョバーニ・ビジニャーニ氏は原油高による損失が昨年だけで48億米ドルとなったこと、航空機の燃費効率の向上、またeチケットは昨年の19%から29%に飛躍的に伸びていることなど航空業界のコスト削減を強調、各国政府に対して業界は「金のなる木」ではなく、空港施設などに投資した分に見合う対価を求める姿勢を強く示した。現在すすめている効率化では特にeチケット化を2007年末までに全面実施する予定で、これに伴うセルフ・サービス・チェックインも徐々に導入される。これについてはジェノバ、サンフランシスコ、シンガポール、トロントの各空港においてキオスクを導入することでも合意しており、一段とコスト削減を進める。また、IATAはアマデウス、チャイナ・トラベルスカイ、ルフトハンザ・システムズ、セーバー、SITAとeチケットのソリューション提供に関するMOUを締結、各社、およびIATAが共同で航空各社に対して促進策を提供する。IATAでは今年末の目標としてeチケット化40%を掲げている。