ラスベガス、ミッション団が来日、インセンティブ動き良く、MICE注力へ

  • 2005年1月26日
 ラスベガス観光局、ネバダ州政府観光局の関係者、ホテルのセールス担当者らからなるミッション団がこのほど来日、現地の最新情報や動向を説明した。ラスベガスは現在、インセンティブの需要が高まりつつある。日本をはじめとして200人から最大2000人規模のグループに動きがあるようだ。こうした好機を捉え、ラスベガス観光局/ネバダ州政府観光局日本及びアジア地区代表の岡田恭輔氏は「MICEマーケットをターゲットにする」と今年の方針を表明。一方、レジャーについて岡田氏は「パッケージ商品を利用した日本人旅行者の2004年は前年比で約2割から3割増」との観測を示し、順調な集客で03年の20万人を越えた動向を説明した。
 今年、ラスベガスのハイライトとなるイベントは、日本相撲協会が10月7日から9日の3日間、ラスベガス公演を実施することだ。ラスベガス観光局マーケティング副局長のテリー・ジチンスキー氏は「相撲観戦と合わせて、ラスベガスの街を楽しんで欲しい」と、観戦ツアー造成を提案した。なお、ラスベガスはホテル開設が進み、4月に総客室数2716室のウィン・ラスベガス、秋に660室のサウスコースト・ホテル&カジノ、さらに年内は949室のシーザーズ・パレスが開業する予定だ。