グアム、GWは久々の活況も団体旅行の需要をさらに取り込み

  • 2004年5月14日
 グアム政府観光局(GVB)によると、ゴールデンウィーク中の5月2日一日の日本人訪問者数が4707名と久々の活況を呈したと言う。これは羽田発のチャーター便をはじめとした集客が順調に進んだため。GW中の一日平均訪問者数は3500名程となる見込み。ただし、1月から4月までの訪問者数は29万9794人となり、前年比では63.3%増であるが、00年比は15.1%減、9.11前の01年比では19.2%減。日本グアム旅行業協会代表の福井澄男氏は「グアム(の好調期)はパッケージ旅行とグループの割合が7対3だが、昨年は8割5分対1割5分程度とグループの需要がまだ弱い」ことを理由に挙げる。
 ただし、今年は既に大型の団体を受け入れてきている。2月には2000名規模の化粧品会社、3月から4月にかけて1800名規模の外資系企業を受け入れ。企業のニーズとしても4日以上の日程も組みにくく、全国から集合のしやすいグアムでの反応には高い関心が集まっているとGVB営業部長の光森氏は言う。また、積極的に受け入れる方針を示す修学旅行に関しては地方が動き出しており、最近になり関東圏の中・高校で検討が進められている。このような動きに対し、旅程にグアム大学において大学体験を組み込むことも出来る事をアピール。また、7月15日発までの30名以上の団体旅行を対象とするイベントサポートキャンペーンの利用を改めて促した。