2001年の日本でのコンベンション数は1.8%増、世界では12位

  • 2002年10月1日
 国際観光振興会(JNTO)によると、2001年に日本で開催された国際コンベンションの件数は前年比1.8%増の2737件で、参加者総数も5.4%増の102万6319人であった。外国人参加者数1000人以上の「大型コンベンション」は3件あり、参加者総数が300人以上かつ外国人参加者数が50名以上を占める「中・大型国際コンベンション」は253件であった。都市別では東京が759件、次いで大阪の230件、神戸の207件となっている。
 また、国際団体連合(Union des Associations Internationales:UAI)がまとめた国際コンベンション統計によれば、昨年世界で開催された国際コンベンションは、前年比1.8%減の9259件であった。国別では1位のアメリカが108件減の1195件、2位のイギリスが2件増の615件、3位のフランスが32件減の600件である。日本は12位で12件減の215件とアジア諸国のなかではトップ。次いで、香港含む中国が16位の159件、韓国が18位で134件、シンガポールが19位で120件である。
 なお、JNTOとUAIでは「国際コンベンション」の定義が異なる。UAIでは「国際団体本部が主催または後援した会議」または「国内団体もしくは国際団体支部が主催した会議で(1)参加者数300人以上、(2)参加者の40%が外国人、(3)参加国が5ヶ国以上、(4)会期が3日以上の実績があった会議」と定めている。