星野リゾート、107名が新たに入社 茨城と大阪で秋の入社式を開催

星野リゾートは10月3日、2025年秋の入社式を茨城県のBEB5土浦と大阪府のOMO関西空港の2拠点で実施し、107名の新入社員を迎えた。入社式は「契りの会」と呼ばれ、手のひらに絵の具をつけて布に押す「契りの手形」で入社の決意を示す同社独自の儀式が行われた。代表の星野佳路氏をはじめ、各施設のスタッフからは歓迎の川柳と応援メッセージが贈られ、新入社員は返歌を詠んで応えた。
同社では入社式に先立ち、研修プログラム「Warm-up Camp」を実施。2025年のテーマは「CAMP!CAMP!!CAMP!!!」で、ディスカッションを通じてチームで協働する難しさと楽しさを体感し、自ら問いを立て考える力を育む内容となった。星野リゾートは、変化の激しい時代に対応できる自律的な組織づくりを目指しており、新入社員にはビジネススキルの習得だけでなく、答えのない課題に向き合う姿勢が求められている。
星野リゾートでは、年間4回(4月、6月、10月、2月)の入社時期を設け、学生が自らのタイミングで入社を選択できる仕組みを導入している。2025年度の入社予定者は974名で、近年は新卒採用数が増加傾向にある。